Inspire SABER - 1995.02

INSPIRE/SABER
Inspire SABER
開発コンセプト

スマート・ラグジュアリー・ハードトップ
ホンダは、あたらしいインスパイア/セイバーを開発するにあたり、上級小型車がもつべき要件を単に正常進化させるだけにとどまらず、人の心の奥深い部分にまでもっと踏みこんでいくべきだと考えました。
すなわち、すべての領域において、乗る人の深い満足を得られるものであること。
ただ見えるものを飾るのではなく、ただ現われる数字だけを誇るのでもない。
走るほどに湧きあがってくる満ち足りた想い。爽快さ。ハードトップの、いわば「快」の創造をめざし、次の時代の価値の具体化に挑みました。

イメージ写真

より、人の内面に近づくこと。
従来の上級小型車の枠から解き放たれた、
新アッパー・ミディアム・クラスを創造しました。
たとえば、人について言えば、私たちはこんな表現をするときがあります。
あの人には、大人の色気がある、などと。
そうした、その人だけがもつ振る舞いや雰囲気は、決して外面だけで感じられるものではありません。おそらくは生き方のスタイル、物事の考え方、話し方、話す内容、そして経験など、内面に積み重なったものから、自然とにじみでてくるものでしょう。
あたらしいアッパー・ミディアム・クラスを創造するために、ホンダが強くこだわったのも、この点にあります。
乗る人の気持のなかに素直に、そして爽やかに溶けこんでいくそのクルマだけが発する香り、知性、味わい、雰囲気を生みだすこと。
いわば、大人がスマートに使いこなせ、しかも大人を満足させる奥深いラグジュアリーを身につけたクルマこそ、ホンダがインスパイア/セイバーでめざしたものなのです。


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