従来の枠から解き放たれた、 ベストバランスのクルマを創造したい。
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あたらしいセグメントの誕生
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わずか数年の間に、日本のモータリゼーションを取りまく状況は、まさに一変したと言えます。具体的には、新税制の適用があり、安全への対応や地球環境問題との取り組みが求められ、一方では日本経済や国際社会の大きな変化、などがあげられるでしょう。なかでも、あたらしいクルマを開発するにあたり、その出発時点で最も直接的に関わってくるテーマが、税制の変更です。
従来、規定にもとづき、5ナンバー枠のなかに、さまざまなクルマが混在していました。しかしながら、新税制の適用によってお客様の求めるものが変化し、その厳しい選択眼に十二分に応えられるだけのクルマが不可欠となってきています。当然ながら、個々の狙いにいっそう忠実で、妥協のないクルマづくりが求められてくるわけです。
幸いホンダには、本来的に2.0Lから2.5L排気量に最も適した独自の直列5気筒エンジン技術と、これを生かしきるパッケージングの技術をもっています。これらをキーテクノロジーに、改めてゼロから“エグゼクティブ・クラス”の名にふさわしい豊かさをもったクルマの開発に着手したのでした。
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