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電気そのものは、一度造られると大量に貯蓄しておくことが困難です。
通常の電気は、発電所で化石資源からの燃料を熱に換えて造られ、使用量を見越してつねに供給され続けます。
水素の場合は、圧縮したり液化することで貯蔵ができ、タンクで持ち運びができるため、
燃料電池によって、必要な時に、必要な分だけ、必要な場所で電気を造ることができます。
しかも、太陽光や風力、水力なども利用すれば、地域ごとの気候など、
それぞれの特性に適した水素製造が可能となり、
自然エネルギーからいつでも安定した状態で水素を造ることができるのです。 |
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太陽光、風力、水力などの自然エネルギーによる水の電気分解だけで水素を生成し、
クルマはもちろん人々の生活にも燃料電池を活用する。
そして燃料電池から発電時に生成・排出された水が自然界に戻り、海や川の水となって再び水素を生み出す。
こうした循環型の理想的な水素のサイクルを確立していくことで、将来的には化石燃料に頼らない
持続可能なエネルギー社会を実現することができるのです。 |
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■主な水素生成システム |
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水素を取り出すための
エネルギー源 |
生成方法 |
生成時の
CO2排出量 |
再生 |
現在 |
石炭 |
ガス化+改質 |
多い |
不可 |
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石油 |
LPガス(石油から改質) |
改質 |
少ない |
不可 |
天然ガス |
原子力発電 |
水の電気分解 |
排出しない |
不可 |
将来 |
太陽光・風力・水力発電 |
水の電気分解 |
排出しない |
可 |
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■循環型エネルギー |
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