CONCERTO - 1988.06

CONCERTO


CONCERTO
 
INTERIOR

高い質感とつくりの良さが漂うキャビン。

キャビン
Photo:4ドアJX フルオート・エアコン装着車 カットボディによる撮影


開放感あふれる、余裕のキャビン。 ヘッドクリアランスも十分に確保。
コンチェルト。この一台が何よりも大切にしたのは、スタイリング先行ではなく、「人間中心のパッケージング」を最優先した、新しいクルマづくりの発想です。その結果生まれたのが、ゆとりのキャビンスペース。しかも、国際車であることを前提としているため、日本人と外国人との体格差をもふまえた、余裕の広さが必要でした。その達成のために、コンチェルトは思いきったロングホイールベース&ワイドトレッド設計を採用。室内長と室内幅をたっぷりととりました。これにより、後席のひざまわりにも驚くほどのゆとりが生まれています。また、室内高についても十分に確保し、余裕あるヘッドクリアランスを実現しました。
キャビンスペース(トップ) キャビンスペース(サイド)

数々の新設計・新製造技術が、高質感を演出。 仕立ての良さを印象づけるインテリア。
コンチェルトは、インテリアの素材やデザインに吟味を重ねました。特に、英国オースチン・ローバーグループとのパートナーシップを育み、仕立ての良さを印象づける、ヨーロピアン・テイストの上質な空間を創造。クルマとしての新しい豊かさを提案します。特にインストルメントパネル、ドアライニング、センターコンソール等には、数々の新設計・新製造技術を導入して、精度の高い仕上げを実現するとともに、高い質感も生み、洗練されたコクピット空間を構成しています。インストルメントパネルは、高質感あふれるメーターバイザー一体型。また、精密転写シボ製法の高度な技術により、表面パッドに本革のシボの風合いを忠実に表現しています。ドアライニングもインパネ同様の製法で高品質感を漂わせるとともに、インパネからのラップラウンド感を演出。包み込まれるような操縦空間を生んでいます。フロントドアには大型ドアポケットやパワーウインドウ・スイッチ一体式のソフトグリップ(JG、JX JX-i)を装備。そして、センターコンソールは、パネル部の成形法を精密鋳造型とすることで、本革シボの微妙な風合いと複雑な形状をリアルに表現しています。そして、インパネとドアライニングには、独自の製法による本木目(もくめ)調パネルを採用(JEを除く)。本物の質感を再現し、自然なやすらぎを醸し出しています。また、ルーフライニング、サンバイザーは布調の仕上げ。さらに、足もとには高密度のカーペットを敷きつめるなど、室内を落ち着きのある高質感で満たしています。

居住空間の基本となる、シートのクォリティを最重視。
十分な幅とウレタン厚、そして高いシートバックを確保した大型シート。しかも、座面に適切な剛性感を生むスプリングシート構造。サイズ、形状、構造…、あらゆる角度から研究を重ね、長時間走行でも疲労感の少ない高性能シートが誕生しました。シート表皮は、フルモケット(JX、JX-i)をはじめ高質な素材を厳選。しかも落ち着いた色の中に明るい原色をカラーミックスした、ヨーロピアン・イメージの洗練された色調です(JEを除く)。また、本革シートも用意しました(4WD車を除く4ドアJX JX-iに装着車を設定。)。天然素材だけが持つ本物の質感とクォリティが豊かな空間を演出します。
4ドアJX 本革シート(ドライバー側)
Photo:4ドアJX 本革シート(ドライバー側)
イラスト:電動パワーシート(本革)
イラスト:電動パワーシート(本革)

1.6Lクラス初の、電動パワーシート。
ドライバーズシートのスライド&リクライニング機能を電動化(JX JX-i)。無段階調節による微調整が可能です。しかも、上質なスイッチフィーリング。また、腰椎支持力の強弱を調整できるランバーサポートも装備(JX JX-i)。長時間走行での疲労を軽減します。
電動パワーシート・スイッチ
電動パワーシート・スイッチ



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