FACT BOOK
CIVIC/CIVIC HYBRID
CIVIC/CIVIC HYBRID 2005.9.22
Ecology 環境性能
一歩先をみつめた環境性能。
全タイプ、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。
高精度な空燃比制御などによる高効率な燃焼に加え、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドや高密度キャタライザーの採用などによって、排出ガス中の有害物質、NMHC(非メタン炭化水素)、NOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)をそれぞれ低減し、平成17年排出ガス規制に適合。さらに、NMHCとNOxを基準値の1/4以下にまで低減するなど、極めて優れた排出ガス浄化性能を実現。全タイプで国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しています。
「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク
「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク
平成17年排出ガス規制のNMHC、NOxについて基準値を75%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。
全タイプ、「平成22年度燃費基準」を達成し、“グリーン税制”優遇措置も適用。
i-VTECエンジンのバルブ制御をはじめとする高効率な燃焼技術によって、エンジン単体での優れた低燃費を実現。そのうえで、トランスミッションのきめ細かな制御による伝達効率の向上、細部にわたる軽量化、空力性能の向上、シビック ハイブリッドではさらにモーターアシストによるエンジン負荷の大幅低減などにより、シビックの5AT車とシビック ハイブリッドは「平成22年度燃費基準+5%レベル」、シビックの5MT車は「平成22年度燃費基準」の優れた燃費性能を達成。さらに、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得したことで“グリーン税制”の優遇措置を受けることができます。
「平成22年度燃費基準+5%達成車」表示マーク
「平成22年度燃費基準+5%達成車」表示マーク
平成22年度燃費基準を5%以上上回る優れた燃費性能を達成した車両に与えられます。(シビックの5AT車、シビック ハイブリッド)
「平成22年度燃費基準達成車」表示マーク
「平成22年度燃費基準達成車」表示マーク
平成22年度燃費基準を上回る優れた燃費性能を達成した車両に与えられます。(シビックの5MT車)
リサイクル可能率90%以上を実現。
インテリア、エクステリアの樹脂部品からPVC(ポリ塩化ビニール)を積極的に減らし、リサイクルしやすく環境にやさしい材料選定を行いました。インテリア、エクステリアの樹脂部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を採用し、特にインテリアの樹脂部品やボディアンダーコートではPVCの使用を全廃。PVCの使用量を、シュレッダーダスト中の塩素濃度1%以下レベルにまで大幅に削減しています。また、ゴムや樹脂部品への識別記号の表示を推進するなど、リサイクル可能率をクルマ全体で90%以上としています。さらに、防音材など有機系材料部品の小型軽量化により、シュレッダーダスト量の削減も推進しています。
※Honda独自の算出基準による。
リサイクル材の使用を拡大。
Hondaは、ディーラーからのバンパー回収リサイクルシステムを確立し、回収したバンパーを再生材として再利用しています。シビックでは、バンパーサイドスペーサーやスプラッシュシールドに再生樹脂を使用しています。
環境負荷物質の使用量削減を推進。
Hondaは環境負荷物質と呼ばれる、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの使用量削減に積極的に取り組んでいます。シビックでは、鉛と水銀については、日本自動車工業会が定める自主削減目標を達成。カドミウムと六価クロムについても早期使用全廃を目指し、ほとんどの部品で使用を廃止しています。
[日本自動車工業会の定める環境負荷4物質自主削減目標]
・鉛:2006年1月以降1996年レベルの1/10以下に削減 ・水銀:2005年1月以降使用全廃
・六価クロム:2008年1月以降使用全廃 ・カドミウム:2007年1月以降使用全廃
室内VOCの低減。
Hondaは、シックハウス症候群の一要因とされるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)削減について独自に取り組んでいます。シビックでは、インストルメントパネルやドアライニング、シートなどの表皮材、ドアシール用およびガラス用の接着剤などを見直すことで、トルエンなどのVOC揮発量を大幅に削減。さらに排出ガス臭や花粉の除去性能に優れた高性能脱臭フィルターを標準装備し、室内の臭いや刺激臭を軽減するとともに、メーカーオプションのレザーインテリアを含めた全タイプで、VOCを厚生労働省の定めた「室内濃度指針値」以下とし、室内の空気質を改善しています。
※VOC(揮発性有機化合物):Volatile Organic Compounds
骨格および部材レベルで大幅な軽量化を達成。
走行性能や燃費性能の向上に寄与する軽量化をボディ全体にわたって推進。ボディ骨格に軽量・高剛性なハイテン材(高張力鋼板)を広範囲で使用したうえで、厚さの異なる部材を溶接したテーラードブランク材を採用することで効率よく強度を確保しました。また、バンパービームなどのボディ部品や、サスペンション部品などに積極的にアルミ材を使用したほか、防音アンダーコートや室内の吸音材に軽量で高性能な材料を採用するなど、骨格や部材レベルで大幅な軽量化を実現しています。

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