1991年9月、シビック3ドア・4ドアは、新しい時代のニューベンチマーク・カーとしてさらに新しい流れを生み出しました。新発想の《スペースデザイン・コンセプト》は、クルマに乗る人の最も日常的なシーンにスポットをあて、それぞれの行動パターンを追求した結果、3ドアの〈シビック〉では、新しい2ボックスカーのカタチの提案である「ワンルーム&ツインゲート」のコンセプトを具現化。4ドアの、〈シビック フェリオ〉では「2カップルズ・セダン」を打ち出し、人とクルマのコミュニケーションの新たなあり方を提案しました。
そして、自然吸気ながらも走りと低燃費をかつてない高次元で両立させた革新の新VTECエンジン・フォーメーションを確立。中でも、安定した希薄燃焼を実現する先進技術によって軽自動車なみの低燃費を達成した〈VTEC-Eエンジン〉は、CO2の削減や資源の有効利用を通して地球環境の保全に積極的に寄与しようとするホンダの新たな時代への取り組みのひとつでもあります。
この新たな〈シビック〉と〈シビック フェリオ〉は、「'91〜'92日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、発売直後より国内外で非常に高い評価を獲得しています。
1972年7月発売以来、20年もの間、ワールド・ベイシックカーのリーダーとして歩み続けてきたシビック。21世紀のクルマのあるべき姿を見据えて、さらに進化を続けてまいります。
|