エンジンの全高を低くするため、出来るだけ高さを低くし、しかもアルミダイキャストを使用して軽量
化をはかったCVCC専用の新キャブレターを開発しました。プライマリーボアとセカンダリーボアの間に副室用のサブキャブレターを配置。サブキャブレター用のフロートを廃止して、1個のフロート室で燃料供給が行なえるように、燃料通
路を工夫して2.7kg(単体重量)という軽量設計を実現しました。
また、オートチョークを採用して低温時の運転性能を向上させるとともに、低温時の加速ポンプ吐出量を大きくし、また、通常運転時にはその量を絞って経済性も向上させています。
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バッテリー充電のためのACジェネレーター負荷が、燃費、加速性にとって影響があることは知られています。これをなくすため、ホンダは新たにACジェネレーター・コントロールシステムを開発。ジェネレーターの作動を最適にコントロールすることで解消しました。これは新開発のICレギュレーターが12.5V、14.5Vの調整電圧を選定できることを利用。主として減速時に14.5Vを設定して大量
充電するシステムです。減速時以外は12.5Vに設定。バッテリーが12.5V以上充電されている時には充電しないため、通
常走行時の作動を抑えることが出来るわけです。
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