空力性能を優先すれば、それだけ居住スペースを確保しにくくなる。また逆に、スペースから攻めれば空力性能が不利になる。新しいハッチバックは、こうした常識をくつがえすところから誕生しました。
まず、居住スペースをフロントからリアへ許される限り伸ばしていく。そしてテールエンドで思いきってこれをカットする。つまり、新発想のコーダトロンカデザインがそれです。
これにより、風の剥離現象を起こすことなくスムーズに流す、みごとな空力フォルムを身につけることができました。その結果、スペース面では、リアのヘッドクリアランスを大きく確保しつつ、思いきって後席を後に下げることができたのです。
しかも、全身をなめらかなフラッシュサーフェスボディで包んだ、まさに弾丸を彷彿させる、走りのエアロライナーシェイプ。ワンダーなスタイリングです。
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