CIVIC - 1972.07

CIVIC FACT BOOK
CIVIC 1972.7
扱いやすいフラットトルクエンジン

扱いやすいのもホンダシビックニューエンジンの特質です。低速域でのトルクをマキシマムトルクに近づけた、いわゆるフラットトルクエンジンですから、市街地でのノロノロ運転でもねばり強く、また高速道路での走行車線への進入、トップギヤでの追い越し加速などにその特性を発揮します。
■新装備のキャニスター方式燃料蒸発抑制装置
車から排出されるHC(炭化水素)のうちで、燃料から蒸発して生じるものが全体の20%を占めています。ホンダシビックは、燃料から蒸発する有害成分をキャニスター内の活性炭に吸着させ、燃焼室へ導いて処理する抑制装置を採用しました。
密閉された燃料タンク内で蒸発したガスは、タンク内圧が一定値まで達すると、ワンウェイバルブが作動してキャニスターにすべて吸着されます。エンジンが始動して、インテークマニホールドに生じた負圧が一定値を越えると、キャニスターに吸着されたガスをシリンダーに吸い込んで燃焼させる構造。大気への放出をなくしたぜいたくな装置です。



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