CITY - 1986.10

CITY
CITY

開発コンセプト

〔開発の狙い〕
豊かな時代に育った世代の
パーソナル・トランスポーター

新しいシティの開発にあたっては、初代シティが持っていたユニーク性、話題性をふまえながら、乗る人が自らを主張できるクルマをめざしました。そのために必要だったのが次の2大テーマ。
(1) 動力性能、走行性能、経済性等、機能・効率の徹底追求。
(2) 人間の本性に忠実で、感性の領域まで満たすクルマづくり。
こうしたクルマづくりの基本にあるのが、高性能と人間の感性の領域を高次元で融合させる〈ヒューマンフィッティングテクノロジー〉。これからのホンダのクルマづくりの姿勢です。

最終レンダリング
〈最終レンダリング〉

〔基本コンセプト〕
コンパクトでありながら高性能、そして低燃費。
シンプルでありながら高質感とリッチさをもっている。
機能的でありながら、飽きのこないあたたかみをもっている。

〈商品概要〉
開発コンセプトの具現化として、
(1) 美しいスタイリングで人の感性を満たし、走りを感じさせるロー&ワイドのクラウチング・フォルム。
(2) 高性能と低燃費を高いレベルで両立させた高感度パワーユニット、1カム・16バルブ新エンジン。
(3) 低燃費で、しかもダイレクトな操作性をもたらすPGM(電子制御)ロックアップ機構付ホンダマチック4速フルオート+パワーステアリング。
(4) ハイセンスなフルトリム内装などで上質感のただようインテリア。
(5) ロングホイールベース&ワイドトレッドと新サスペンションがつくりだす、しなやかな乗り心地と静かで快適な走り。
などをそなえています。こうして生まれた新しいシティは、このクラスの枠を超えた性能と装備を持ち、いつまでも飽きのこない、持つことの喜びを実感できる高質で快適なクルマです。



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