HONDA CAPA - 1998.04

CAPA
CAPA FACTBOOK
 

Joyful支える安全性




■安心して運転できる環境づくりから
ドライバーに余計な緊張を強いることのない、安心に充ちた運転環境をめざし、見やすさと見られやすさを高める設計を行ないました。グラスMAXデザインにより確保した、全方位にわたる広視界。さらに、見おろし感覚のドライビングポジションが、車幅をつかみやすくし、大きな安心感をもたらします。また、背の高い堂々としたフォルムは、流れのなかでも存在感があって他のクルマからはっきりと認識されます。明るく配光特性にすぐれた大型マルチリフレクターヘッドライト、大型リアコンビネーションランプを採用し、夜間走行時の安心感も高めています。

安全設計ボディ
全方位衝突安全設計ボディ


■世界基準を確保した
 全方位衝突安全設計ボディ

衝突安全の核となるボディの基本骨格の最適化をテーマに、設計にあたりました。なかでも、キャビンの強化とともに、乗員の傷害値低減のために衝撃吸収性の確保に力を注ぎました。具体的には、ドア開口部の各断面形状や結合部、フロント・リアフレーム、そしてクロスメンバー構造を最適化しています。

安全性強化に大きく寄与する
新骨格二重フロア構造。

フロア下の空間をメカデッキとした新骨格二重フロア構造により、前席の下に2本のクロスメンバーをストレートに通すことが可能となり、これを配したことで側面衝突安全性を強化しています。同時に、運転席と助手席の下にもそれぞれアッパーフレームを設けてオフセット衝突に備えるなど、全方位衝突安全設計ボディを具体化。 世界の最新基準はもちろんのこと、将来まで見越した高い安全性を身につけています。
強化部材配置図
衝突安全性強化部材配置図
衝突実験
テスト車両によるオフセット衝突実験


■充実の安全装備

●フロント3点式ロードリミッター付
 プリテンショナーELRシートベルト

衝突初期にシートベルトを瞬時に巻きとり、乗員をシートにしっかり拘束。ベルトに大きな荷重がかかると徐々にゆるめて、胸にかかる負担を抑える機構です。
またリアには、3点式ELR/ALR(チャイルドシート固定機構)シートベルト※を採用しています。
※中央座席は2点式マニュアル
シートベルト


両席SRSエアバッグ、ABSを全タイプ標準装備。
運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムはもちろんのこと、ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)を全タイプに標準装備しています。また、フロントドアには、衝撃吸収パッドも内蔵しています。
■SRS=Supplemental Restraint System[シートベルトを補助する乗員保護装置]
●SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を感知した時のみ作動します。●SRSエアバッグシステムは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として開発されたシステムです。 くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。
■ABSは、あくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、ABSがない車両と同様、コーナー等の手前では充分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。
エアバッグ
Photo:Dタイプ
エアバッグ膨張時の写真を合成したものです。


■ホンダ独自のクルマ作りの基本にある安全思想
 「グローイングセーフティ」

●クルマの基本研究から行なう安全への取り組み。
●未然に事故を防ぐためのアクティブセーフティ。
●乗員を保護するためのパッシブセーフティ。
●安全運転の普及・向上のための取り組み。
これらを融合し、「安全と走る楽しさが両立するレベル」へのたえまない成長と発展をはかる。 それが、グローイングセーフティです。キャパの開発には、この思想が色濃く反映されています。

●ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)
●ハイマウント・ストップランプ
●大型マルチリフレクターヘッドライト
●大型リアコンビネーションランプ
 

●全方位衝突安全設計ボディ
●フロント3点式ロード
 リミッター付プリテンショナーELRシートベルト
●運転席用&助手席用SRS
 エアバッグシステム
●ドアビーム
●前後大型バンパー

グローイングセーフティ

安全情報提供活動
■クルマの「知識」「取扱い」「運転技術」「安全技術」についての正しい理解と普及活動
■安全小冊子(セーフティドライビング・セーフティポインツ)を全ホンダ車に配備
実践的な安全運転トレーニング(交通教育センター)
■お客様個人へのドライビング・スクール開催
■企業内運転従事者への安全運転講習
財団法人「国際交通安全学会」の研究活動への支援




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