BALLADE SPORTS CR-X - 1983.06

BLLADE SPORTS CR-X
BALLADE SPORTS CR-X
空力特性

EXTERIOR
 
スポーツフォルムは、 CD×A (空気抗力係数×前面投影面積)で表わしたい。
CD×A:0.56
実質的な空気抵抗を表わすCD×Aは、0.56
 
空力フォルムを語るとき、これまではCD(空気抗力係数)が中心にされてきました。しかし、CD値が小さいだけでは、空気抵抗が少ない実証にはなりません。一貫してトータルな空力特性を主張してきたホンダは、空力フォルムを語るとき、実質的な空気抵抗を表わすCD×Aにも着目してゆきます。つまり、空気抗力係数×前面投影面積が小さければ小さいほど、空気抵抗が少ないということになるからです。バラードスポーツCR-Xは、このCD×A値0.56という、限界値に近い数値を達成。もちろん、CDも0.33と、世界のトップレベルをマークしています。トータルエアロダイナミクスが、高次元で結晶したバラードスポーツCR-X。流れるようなフラッシュサーフェスボディで、FFライトウエイトスポーツの新時代を開きます。
 

空気抵抗イメージ図



CD:0.33 (空気抗力係数)
CL:0.20 (揚力係数)
CYM:0.03 (ヨーイング・モーメント係数:ヨーアングル6度時)
FF車の概念を超えた、低ボンネット
低いボンネットは、空力特性を追求する上で最も大きな必須条件です。ホンダは、バラードスポーツCR-Xの開発にあたって、エンジンをはじめとしてミッション、サスペンション、ラジエーターなど、すべてのコンポーネンツをまったく新しい概念のもとに新設計。これらを先進技術で高密度化することによって、FF車とは思えない低ボンネットを実現しました。
 
フロント・リア絞り込みフォルム
フロントノーズおよびリアサイドに強い絞り込みをもたせました。この結果、ヨーイング・モーメント(CYM)0.03を実現。突然の横風にも姿勢をくずしにくいフォルムです。

空気抵抗イメージ図(サイド)

空気抵抗イメージ図(上)




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