ACCORD - 1997.09

ACCORD/TORNEO/ACCORD Wagon
fact
ACCORD
走行性能


BODY


ボディ剛性/制振・遮音性:
シミュレーション解析をはじめ細部まで徹底的に検証。ボディ構造の高剛性化を実現するとともに、適所に配した制振・遮音材によって静かな室内を獲得。


ACCORD
TORNEO
ACCORD WAGON



スポーティな走りと安全性をしっかりと支えるために、
細部にわたって追求し、大幅な向上を達成した高剛性ボディ。
クルマすべての性能の母体となるボディ。各メカニズム性能がいかに高くても、それらを根本で支えるボディが高性能でなければ、走る・操る楽しさや快適な乗り心地は実感できません。また、ボディの高性能化は、安全性能と同次元で取り組んでいく必要があります。Newアコードシリーズは、安全性能をハイレベルで確保しながら、まず世界のアコードの基礎となる高剛性プラットフォームの創造から始まりました。例えば、フロント・サイドフレームのブランク接合による厚板化、ミドルクロスメンバーのボックス構造化、サイドシルとリアフレームの結合構造の合理化など。そして、この高剛性プラットフォームを基本に、シミュレーション解析をはじめ細部にわたる徹底的な検証によって、各部の板厚、形状、構造の最適化を実施。もちろんワゴンには専用の対策も施すなどきめ細かく対処しました。その結果、セダンでは従来比で曲げ剛性が66%も向上。ねじり剛性も25%向上するなど、走りの性能を充分に享受し、余すところなく引き出せるしっかりとした高剛性ボディを造り上げています。


高剛性ボディ構造図
高剛性ボディ構造図

高剛性ボディ構造図

高剛性ボディ構造図



資質の高いセダン/ワゴンであるために
制振材や遮音材を適所に配置し、静かな室内を実現。
走りや乗り心地と同様に、セダンの資質が問われるのが静粛性です。それはスペシャリティワゴンも変わりはありません。Newアコードシリーズは、クルマとしてのクォリティをさらに高めていくために、ボディフロアをはじめ適所に制振材や遮音材を配置。エンジンの透過音やロードノイズのなどを効果的に低減しています。また各ピラー内には発泡材を装填し、ピラーを通して室内に透過される音を遮音。また、フロント・リアドアライニング材に吸音材を追加することで、走行中の室内への風切り音やロードノイズを低減するなど、細部にわたる工夫を施しています。さらにセダンでは、リアトレイ部にも吸・遮音材を採用し、トランクからの騒音を低減しています。


制振・遮音材配置図
制振・遮音材配置図

制振・遮音材配置図



■ボディ細部への工夫。ドアミラーの振動低減。
高速走行中に発生しがちなドアミラーの振動を低減するために、空力を考慮した新デザインを採用。ミラーカバー全体に丸みを持たせたうえで、上部を延長。下部の形状にはディフレクター効果を持たせました。これにより、ミラー面への風の巻き込みを抑え、振動とともに風切り音の低減を図っています。  
◆ドアミラー断面図
ドアミラー断面図



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