ASCOT, ACCORD, ACCORD INSPIRE, VIGOR
- 1989.09
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コンピュータ解析による徹底した低NVH設計。
しかも、耐久性、外観品質を向上。
エンジン振動の伝達を抑えるエンジンマウント。 |
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エンジンマウントは、徹底した低NVH化の追求と縦置エンジンの採用にともない新たな設計を行いました。構造は井げた状のサブフレームを用いた5点支持方式。そして、サブフレーム自体をアンダーフレームにしっかりマウントしています。
エンジン自重はバネレートの高いミッドマウントが支持し、バネレート非対称のフロントマウントが振動を緩和。さらに、オフセットされたトランスミッションマウントがエンジンの駆動反力を支持しています。不快な音となりやすいボディの曲げ共振を誘発しない縦置エンジンの利点、そしてエンジン自体の剛性の高さと相まって、低回転から高回転域までの低騒音、低振動を実現させています。 |
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エンジンマウント・サブフレーム |
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HANS(室内定在波解析)、DOS(室内音響敏感度解析)を駆使し、静粛性を徹底追求。 |
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高いレベルの静粛性を得るために、2つの独自の解析手法を導入しました。いずれも、室内で感じる低周波の音や振動を解析し、効率良くそれらを低減させるためのコンピュータ・システムです。アコード
インスパイア/ビガーには、独自の先進的手法を駆使し、より的確な振動・騒音対策が施されています。 |
美しい外観と優れた耐久性を実現するロングライフボディ設計。 |
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いつまでも美しくお乗りいただくために、隅々まで行き届いた防錆処理、耐チッピング処理を施し、ロングライフ化を実現させています。
きわめて錆に強い亜鉛メッキ鋼板を多用しました。ボディの外板及び、内板の足まわり取り付け部、ボックス構造部に適用。亜鉛の保護膜が、鋼板を錆から守ります。
亜鉛メッキ鋼板使用部位図(このほか、フロアフレームにも亜鉛メッキ鋼板を使用しています。)
ハニカムフロアによるフロアパンのフラット化、全面に樹脂カバーを施したサイドシルなど、錆の原因をつくらない処理がなされています。 |

亜鉛メッキ鋼板使用部位図
(このほか、フロアフレームにも亜鉛メッキ鋼板を使用しています。)
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質の高いスタイリングを実現させる高質外観。 |
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見た目にも、触れたときにも、しっかりとした造りの良さを実現するために、外板に十分な板厚を与え、さらに段差とチリを極小化し、高品位なヘミング処理を行うなど、ていねいに造り込みました。
エンジンフード・サイドの折り込み形状を、大型のボックス形状として、厚みのあるヘミング処理を実施。見切り付近の剛性を高めるとともに、ヘミング部の塗装が深くまで見えることで、一層の重厚感がもたらされています。
サイドパネルアウターをはじめ、エンジンフード、フェンダーなどの主要外板を厚くして、しっかりとした触感を実現。さらに、エンジンフードとフェンダー、トランクリッドとサイドパネルアウター、ヘッドライト周辺などのチリ・段差を極力抑え、一体感とソリッド感を高めました。 |
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