ACCORD/VIGOR(MECHANISM)
- 1985.06
HI-PERFORMANCE BODY
目立たない部分かもしれない。しかし、
ここが大きく「性能」に反映するのだ。

コンピュータ解析図 |
本当は、ある意味で最も必要とされるところなのに素通りされやすい。
しかし、ここを押さえたクルマと、そうでないクルマとでは歴然とした差がある。
ボディ剛性。それは、快適なクルージングを実現するために大切なクォリティである。
コーナーを豪快にクリアする時。ちょっと段差を乗り越す時。
ハイウェイを坦々と走り続ける時。不可欠な性能の一部となる。
簡単なことのようでいて、一筋繩ではいかない。しかも、ここでも相反する要素が出現する。
それはこの場合、重量である。もちろんホンダは、これも解決してしまった。
同じことは、防錆処理についてもいえる。
これだけのポテンシャルをもったクルマだからこそ、長く乗っていただきたい。
長い付き合いのできるクルマにしたい。
このホンダの想いは、細部にまで表現されている。
それは、目立つところではないかもしれない。派手なところではないかもしれない。
しかし、そこを素通りするわけにはいかなかった。
このクルマに、ある種の質実剛健を感じとっていただけたら、と思う。
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