身に着けておきたいDogマナー講座 身に着けておきたいDogマナー講座

manner vol.1
わんこをクルマに乗せるとき、これが基本の三原則 わんこをクルマに乗せるとき、これが基本の三原則

初めてのわんことのドライブは、わんこの様子が心配になりますよね。嫌がっていないかな、不快に思っていないかな、なんてしょっちゅう様子をうかがってしまう飼い主さんもいるはず。でも、飼い主さんが不安になると、わんこにもその気持ちが伝染してしまいます。わんこの様子をよく観察することは大切ですが、心はゆったりどっしりと。ただし、これからご紹介する点には注意しましょう。

その1

いきなり長距離ドライブにでかけない

  • 体質的に車酔いしやすかったり、慣れない場所に強い不安を感じたりするわんこもいます。いきなり遠出をするのではなく、最初は動いていないクルマに乗り降りする練習から始めて。中でおやつを食べたり遊んだりできるようになったら、いつもの公園まで、慣れたらその先のドッグランまで…というふうに、わんこの様子を見ながら徐々にドライブの距離を伸ばしていきましょう。なかにはどうしてもクルマでのおでかけを嫌がるコもいます。そういう場合は決して無理強いしないこと。

その2

食事はクルマに乗る2~3時間前までに

お腹いっぱいゴハンを食べたばかりでクルマに乗ると、車酔いしやすくなるのは人間も動物も同じ。「クルマに乗ると気持ちが悪くなる~」という嫌な思い出を残さないためにも、食事はドライブの2~3時間前までに済ませておきましょう。少量だけ与え、残りは目的地に着いてからにするのもいいですね。動物用の酔い止め薬もあるので、酔いやすいわんこにはあらかじめ動物病院などで処方してもらい、クルマに乗せる前に飲ませておくといいですよ。

その3

わんこが落ち着ける環境を整える

  • 走行中はわんこをクレートやケージに入れておきましょう。ちゃんとクレートに慣らしたわんこなら、そのほうが体が安定するし、運転する飼い主さんも安全です。ときどきクルマの窓から顔を出しているわんこがいますが、これは危ないので絶対にやめて! 対向車に引っかけられたり、窓から飛び出したりしてわんこが事故にあいかねません。「うちのコは大丈夫」という過信は危険を招く元。換気のために窓をあける場合は、わんこが首を出せないくらいに。