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外出前にはわんこの健康チェックをしよう!外出前にはわんこの健康チェックをしよう!

  • おでかけ先でわんこの具合が悪くなったら、わんこも飼い主さんもたいへんです。とくに泊まりがけの旅行など、長距離のおでかけの際には、必ずでかける前にわんこの健康チェックをしてあげましょう。万が一の時のことを考え、外出先近くの動物病院も確認しておきましょう。
    わんこの病気も、人間同様に早期発見・早期治療が大切です。「このコ、様子がいつもと違う」と気づいてあげられるのは、毎日一緒に暮らしている飼い主さんだけなのです。
    わんことのスキンシップを通じて、健康チェックを毎日の習慣にできるといいですね。
    健康チェックのときには、顔を見る、体を触る、臭いをかぐ、など、五感を総動員しましょう。いつもと違う点がないかどうか、細かいところまで注意してあげてください。

POINT1

顔のチェック

    • 耳の内側
    • とくに垂れ耳のわんこは要注意。悪臭がしたり、腫れていたり、しょっちゅう耳を振ったり、耳をかいたりしていませんか?
    • 睡眠中や寝起き以外は、適度に濡れてつやつやしているのが健康な状態です。乾いてひび割れていたり、鼻汁が出ていたり、くしゃみをしているようなら、体に異常があります。
    • 目が出ている犬種はとくに注意してあげてください。目やにが出ていたり、涙があふれていたり、充血したり、かゆがったりしていませんか?

POINT2

体のチェック

  • 毛並み・皮膚
    体全体を触ってみましょう。触る部位によって極端に嫌がったり鳴き声をあげるようなら、そのあたりに痛みが出ているのかもしれません。毛がパサパサしていたり、部分的な脱毛があったり、頻繁に毛をなめるのも異常のサインです。
  • おしり
    おしりをしきりになめたり、肛門を床にこすりつけたり、分泌物が出ていたり、便で汚れていたりしませんか? 便や尿の状態も確認しましょう。下痢や軟便、頻尿、尿の色が赤い、おしっこの体勢をとるのにおしっこをしないときなどは、注意が必要です。

POINT3

行動のチェック

    • 元気が
      ない
    • 寝てばかりいる、おもちゃで誘っても遊ばない、遊んでもすぐにやめてしまうときは、体に異常がある可能性大。呼吸の様子にもよく注意してください。
    • 食欲が
      ない
    • 急に食べなくなった、食欲にムラがある、食後に嘔吐するなどは典型的な異常のサイン。反対に、異様に食欲があり、食べているのに最近やせてきたとか、水を多量に飲むとうことも、病気のサインです。
    • 歩き方が

      おかしい
    • 歩きたがらない、足をひきずる、足が曲がっている、ふらつくなどの症状があったら要注意です。ただし、夏場のお散歩中であれば、地面が熱い場合も。

POINT4

体重や体温のチェック

できればこまめに体重や体温をはかって、愛犬の普段の体重や体温を把握しておきましょう。異常を見つけやすくなります。体重は、犬種ごとの標準体重を参考に、太りすぎややせすぎに注意を。体温は、犬専用の体温計で測定します。大型犬で37.5~38.5℃、小型犬で38.5~39℃が平熱の基準で、1℃以上上下している場合は注意が必要です。