【ドッグサップ】愛犬と初夏の自然を満喫!体験レポート

event event イベント イベント September.1.2023

【ドッグサップ】

愛犬と初夏の自然を満喫!
体験レポート

7月初旬、長野県にある木崎湖でHonda ASOBI BASE『【初心者大歓迎!】初夏の自然を満喫!わんこと一緒にサップ体験』が開催されました。初めてサップを体験するという飼い主さんも多く、さらに愛犬も一緒に乗せるという今回のドッグサップ体験は上手にできたのか、イベントの様子をレポートします。

開催場所

北アルプスを臨み、
湖底まで見える水質の木崎湖

ドッグサップ体験イベントが開催されたのは、長野県大町市にある木崎湖です。木崎湖は長野県下有数の水質を誇り、北アルプスを見渡すことができます。

この日はあいにくの曇り空。梅雨の時期の開催ということもあり、前日まで雨が降るのか、このままもってくれるのかという不安定な天候でした。サップの天敵は雨より風です。風が強いと風上への移動は難しくなり、湖面に波も立つので不安定になります。

しかし、朝は雨も止み、風もほとんどなく、なんとかもってくれているという空。気温は20度程度と、わんこにとっては熱中症の恐れも低く、過ごしやすい天候です。

参加してくれたわんこ

各地から様々な犬種が集合!

ドッグサップに挑戦するのは、ジャックラッセル・テリアのれいちゃん、柴犬の茶子ちゃん、サモエドのももちゃん、ヨークシャ・テリアのチョ美丸ちゃん、トイ・プードルのえびすくんとかんなちゃんです。

れいちゃん
(左)茶子ちゃん、
(右)ももちゃん
チョ美丸ちゃん
(左)えびすくん、
(右)かんなちゃん

体格も性格も異なる様々なわんこたちが参加をしてくれたので、どんなドッグサップ体験になるのか楽しみです!サップ体験が1〜2度あるという方もいれば、今回が初めてという方も多くいらっしゃいました!

SCENE.1 準備

水遊びは準備が大切!

わんこにもしっかり
ライフジャケットを装着

安全に水遊びをするためには、ライフジャケットはとても大切。うちの子は泳げるから必要ない、と思わずに愛犬の安全確保のために必ず装着しましょう。実は、わんこ用ライフジャケットの役割は、水の中で浮かばせるためだけではなく、愛犬のコントロールにも役立ちます。

水遊びはあまり好きではないというれいちゃんですが、マイ・ライフジャケットを持参!ライフジャケットを貸出しているアウトドア施設もありますが、着慣れている方がストレスも少ないかもしれませんね。1,000円~3,000円程度で購入することができますので、あまり使わないかもしれないと思わず、ぜひ用意してみましょう!

「ドップサップは初めてで、無理やり連れてきました!」という飼い主さんにライフジャケットを着させてもらっている茶子ちゃんは、顔が緊張気味です。そんな茶子ちゃんは、ほかの飼い主さんやわんこに興味を示すこともなく、とてもマイペースで柴犬らしい性格!和犬は水が苦手という子が多いのですが、茶子ちゃんはどうでしょうか。

SCENE.2 基本練習

基本の動作を学ぼう!

まずは水の上で進むために大切なパドルの使い方から習います。今回ドッグサップを教えてくれるのは、シロウマアウトドアカンパニーのインストラクター・青木さんです。「いつもは複数のわんこが集まると吠えたり鳴いたり騒がしいのですが、今日はとても静か!」とびっくり。

長さが2m近くあるパドルに、わんこたちは驚いてしまうかもと思っていましたが、どの子も特に気にかける様子もなく落ち着いています。どの程度パドルを水中に差し込むのか、漕ぐ時のパドルの向き、方向転換の仕方などを湖畔で練習します。

わんこたちも吠えることなく、ちゃんと講習を受けていました!

いざ湖へ!

初めてのドッグサップに
わんこたちの反応は!?

え?これに乗るの?という表情のももちゃんでしたが・・・

乗ってしまえばこの表情!湖をのぞき込んだり、ほかの参加者を眺めたりと余裕のご様子。飼い主さんもサップは初めてということですが、とても上手!すいすい進んでいきます。まずは、ボードに乗る感覚を覚えるため、浅瀬で座ったまま練習をします。

一方、ボードを目の前に茶子ちゃんは完全に「拒否柴」をしています。湖を見なかったふりをしていますが、ライフジャケットの持ち手をつかまれ、あっけなくボードの上へ運ばれて行きました。ボードとライフジャケットをリードで繋いだら出発です!

隣のボードに乗り移ろうとしたかんなちゃんは、湖にドボン!しかし、わんこ用のライフジャケットの背中部分には、持ち手がついているので、体重が軽いわんこの場合は、簡単に持ち上げることができます。体重のある子は、持ち手でひきあげつつ、お尻を支えてあげると良いそうです。

あっという間に余裕の表情!

湖の上をすいすい進むボードに初めは不思議そうな顔をしていたわんこたちですが、どんどん余裕の表情になっていきます。

ボードのノーズ(先端)に立っている子は余裕や勇気がある証拠で、飼い主さんの足元から離れない子は、不安を感じているそうです。

飼い主さんはどなたも水に落ちることがなくとても上手!ということで、水上ヨガをしてみることになりました。ボードの上に座って漕ぐのは余裕の皆さんも、ヨガはちょっと難しそう!こちらも飼い主さんは全員落ちることなく、午前の練習を終えました。

終始マイペースな茶子ちゃんは、飼い主さんとともに水の中へ!一生懸命な犬かきで岸を目指します!

まだまだ慎重な雰囲気のチョ美丸ちゃんですが、怖がる様子はありませんでした。

SCENE.3 お昼休憩

昼食はわんこたちもBBQ!

アウトドアと言えば定番のBBQで腹ごしらえ!飼い主さんが食べている様子を見て、何やら目で訴えかけるわんこたち。もちろんわんこたちも食べられる食材を用意しましたよ。

用意したのは、鶏ささみ肉、牛赤身肉、サツマイモ、かぼちゃです。わんこがおでかけ好きになるポイントのひとつとして、いつもと違うご褒美を用意してあげることが大切です。これは楽しいおでかけだけではなく、動物病院に連れて行く時にも役立ちますよ。

わんことBBQをする際には、わんこが火の近くに行かないようにし、食材には味付けをしないようにしましょう。

また、与える際には肉や野菜がちゃんと冷めているか、飼い主さんが指で触って確認しましょう。わんこは食べ物を丸飲みする性質があるので、小さく切るか、指でちぎって与えるようにしましょう。みんな飼い主さんが食べ終わるまで、吠えたり飛びついたりせず、ちゃんと待っていましたよ。

ももちゃんはとうもろこしを飼い主さんから分けてもらっていました。初めて食べるということでしたが、気に入った様子です!とうもろこしは丸ごと与えず、粒を取ってから与えるか、飼い主さんがしっかり持ってからかじらせるようにしてくださいね。

SCENE.4 クルージング

ついにクルージングへ出発!

午後はついにボードの上に立ち、水深の深い場所までクルージングに行きます!

初めは慣れないライフジャケットでロボットのような動きになり、ちょっと水に落ちてしまったかんなちゃんも、もうボードの上は平気な様子。後ろではまだちょっと不安気味のえびすくんが、飼い主さんの股の間で待機しています。

水深の浅い場所で落ちてしまうと湖底に体をぶつけてしまう恐れがあるので、水深が1.5〜2mほどある場所まで移動して、ボードの上に立つ練習をします。湖の中腹に向かっていく飼い主さんの背中がたくましいです!

立ち上がる時にバランスを崩して、水に落ちてしまう方がいるのではないか?というインストラクターとスタッフの予想を裏切るように、皆さんとても上手!

初めは「立っているだけで精一杯!」なんて言っていたのに、記念撮影のために集まったり、方向転換をしたりというボードの操作も全く問題なしです。

まだ生後8ヶ月というかんなちゃんは体重が軽いので、小さな波でも体を左右に振られて、午前中は少し水に落ちたけれど、まったく水を怖がる様子がありません。見た目は小さくてかわいいのに性格は勇敢です。

新緑を感じる木のトンネルへ

木崎湖をクルージングしてたどり着いたのは「木のトンネル」。湖畔から垂れ下がった新緑がトンネルを作り出しています。

今にも降りだしそうだった空から、雨粒が落ちてきました。ちょうど、木が屋根がわりになってくれているので、ここでボードに座ってしばらくおしゃべり。

波に揺られながら緑に囲まれ「ずっとこうしていたい!」という声も。わんこたちもボードの上で騒ぐ様子もなく、みんなでまったりします。

雨の降りも緩やかになってきたところで湖の中央まで移動し、今度は全員のボードのノーズを重ねてサークルを作ります。もう移動は難しくないようです。

サークル状態のまま、全員でパドルを漕ぐとサークル状のボードが回転しはじめました!

ボードの上に慣れたわんこたちも、すでにこんなことでは怖がりません。きっとボードの上は怖い場所ではなく、飼い主さんの近くにいることができて、安心しているのかもしれません。

こうして初夏の木崎湖を満喫し、ドッグサップ体験は終了しました。わんこはみんな初めてのサップ体験で、最初は怖がっていたけれど、すぐに慣れてくれたので一緒に楽しむことができたという声や、こういう機会がないと体験することが難しいので、参加をして良かったし、また参加をしてみたいという声も聞かれました。

体験を終えて

一緒に経験をして、

苦手なことやできないことは

サポートしてあげましょう

飼い主さんからは、お互いにとって良い経験になったという声もありました。室内で過ごす時間の長いわんこにとって、飼い主さんとのおでかけや、一緒に何かを体験することはとても刺激的です。うちの子は怖がるかもしれない、初めてだからできないかもしれないという心配もあると思います。

例えば今回のドッグサップのように、まずは一緒にボードの上に乗ってみる、慣れたらボードの上に立ってみる、それも慣れたらトンネルをくぐってみるというように、少しずつ一緒にチャレンジをしてみましょう。

そして、こういったチャレンジには飼い主さんのサポートが大切です。水は好きでも上手に泳げずに水中で怖い思いをしたということがないように、ライフジャケットとリードは必ず装着し、飼い主さんは目を離さないようにしましょう。水に濡れたらわんこは体を震わせ水分を飛ばしますが、お腹周りや指間などは水が残りやすいので、飼い主さんがしっかり拭いてあげましょう。

おでかけをすると飼い主さんと一緒にいることができる、おいしいものが食べられるなど、わんこがおでかけを好きになるきっかけを作ってあげると、一緒にいる時間をより楽しく過ごすことができるでしょう。

Honda Dogでは今後もHondaがつくるわんことの毎日を楽しむ情報や、ここだけのキャンペーンなどをお届けしていきます。ぜひチェックしてくださいね。

文・監修:PECO

撮影協力:シロウマアウトドアカンパニー
(長野県大町市平9707-1 木崎湖キャンプ場内)

※このコンテンツは、2023年9月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。