Intercontinental GT Challenge
Round02 インディアナポリス8時間
2020年10月4日(日)
インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
・Team Honda Racingがインディアナポリス8時間で総合3位
・GTワールドチャレンジアメリカ最終戦でRacers Edge Motorsportsが3位に入りマニュファクチャラーズタイトルを獲得
・トレント・ハインドマン、シェルビー・ブラックストックはシルバークラスのタイトルを獲得
GTワールドチャレンジアメリカに参戦しているRacers Edge Motorsportsは、雨の中で行われたシーズン最終戦で3位に入り、2年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
GTワールドチャレンジアメリカのシーズン最終戦は、インターコンチネンタルGTチャレンジの1戦であるインディアナポリス8時間の最初の3時間の記録で争われました。インターコンチネンタルGTチャレンジにレギュラー参戦しているTeam Honda Racingはデーン・キャメロン、マリオ・ファーンバッハー、レンジャー・ファン・デル・ザンデの3人でインディアナポリス8時間に臨みました。
レースのスタート時に降り始めた雨は徐々に激しさを増し、各チームはピットストップを行ってウエットタイヤへと交換しました。トレント・ハインドマン、シェルビー・ブラックストック、ロバート・メゲニスがドライバーを務めるRacers Edge Motorsportsは4番グリッドからスタートしましたが、ウエットタイヤへの交換のためピットストップを行うと9番手に後退しました。その後、タイヤのダメージもあり、苦しい戦いとなりました。
Team Honda Racingはトップグループの2台のBMWとバトルを行いましたが、電気系統のトラブルがあり、最終的に3位でフィニッシュしました。終始トップ10内を走っていたRacers Edge Motorsportsは7位でした。
GTワールドチャレンジアメリカはシーズン閉幕となり、Acuraが2年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。シルバークラスのドライバーズタイトルとチームタイトルは、Racers Edge Motorsportsが獲得しました。
マリオ・ファーンバッハー | Team Honda Racing
「チームにとって本当にいい結果です。NSX GT3 EVOの開発に加わり、この成果を出せたことを誇りに思います。レース終盤での不運はあったものの、フリー走行の最初からすばらしいペースがありました。ウエット、ドライともに速さをみせられたのはとてもいいことです。今週末は大きく前進できたと思うので、ここで学んだことをすべてスパに持ち込み、再び好結果を出したいです」
デーン・キャメロン | Team Honda Racing
「NSX GT3 EVOにとってIGTCでの初表彰台を達成できて、とてもうれしいです。このプログラムにとって大きな節目となり、その一員でいられてとても誇らしいです。天候の影響でやや荒れた展開になり、すべてが完ぺきにはいきませんでしたが、ウエット、ドライ、その中間のようなコンディションのいずれでも、とても力強いペースがあったので、僕らは正しい方向へ歩みを進められていると思います。このレベルのレースで勝利を収めるには戦略を完ぺきに遂行しなければなりませんし、パフォーマンス面でももう少し向上の余地はありますが、今日この結果を得られたことで、次のスパが本当に楽しみになりました」
レンジャー・ファン・デル・ザンデ | Team Honda Racing
「表彰台フィニッシュという結果を誇りに思います。NSX GT3 EVOはレースウイークを通じてとてもバランスがよく、チームは最高の仕事でセットアップを進めてくれました。最後まで勝利を目指して戦いたかったのですが、不運にもピットストップで問題がありました。チームはマシンに安定性をもたらすべく、とてもいい仕事をしてくれたと思います。スティントの終盤でタイヤが摩耗してきても最速のマシンでした。また、戦略やピットストップの作業もよかったです。スパに向けてすばらしい準備ができました」
アレッサンドロ・マリアーニ | Team Honda Racing チーム代表
「NSX GT3 EVOにとっての初表彰台にはとても満足していますが、その一方で少し技術的な問題が出て優勝争いをできなかったことは残念です。チームとドライバーはすばらしい仕事をしてくれて、どんなコンディションでも我々は常にトップ3にいました。前回のバサーストからペースは大幅に向上しました。ともに取り組んでくれたHonda Performance DevelopmentとRealTime Racingにも感謝しています。NSX GT3 EVOは、プロジェクトのスタート時からさまざまな協力を得て進んできました。そうした皆さんにこの結果を報告できてとてもうれしいです」
トレント・ハインドマン(Racers Edge Motorsports)
「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントのサポートに感謝します。もっといい結果でシーズン最終戦を終えたかったので少し残念ですが、マニュファクチャラーズタイトルを獲得できてよかったです」
順位 | No. | チーム | マシン | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | 34 | Walkenhorst Motorsport | BMW M6 GT3 | 300Laps |
2 | 35 | Walkenhorst Motorsport | BMW M6 GT3 | 300Laps |
3 | 30 | Team Honda Racing | Acura - Honda NSX GT3 Evo | 299Laps |
4 | 31 | Audi Sport Team Hardpoint WRT | Audi R8 LMS GT3 | 297Laps |
5 | 04 | DXDT Racing | Mercedes-AMG GT3 | 295Laps |
6 | 20 | Wright Motorsports | Porsche 911 GT3 R | 295Laps |
7 | 93 | Racers Edge Motorsports | Acura - Honda NSX GT3 Evo | 293Laps |