2016年8月発表 2021年7月終了モデル
この情報は2021年7月現在のものです。
2016年8月発表 2021年7月終了モデル
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3モーター ハイブリッドシステム
エンジンとモーターという異なるフィールと出力特性を持つ2種のパワーソースを使い、
それぞれが得意とする領域を最大限に活かすことで、既存のスーパースポーツでは
到達できないレベルのレスポンスとハンドリングを獲得。V6ツインターボエンジンと3基のモーターによる
独創のメカニズム「SPORT HYBRID SH-AWD」が、まったく新しい走りの体験を生み出します。
【システム最高出力※:427kW[581PS]】
【システム最大トルク※:646N・m[65.9kgf・m]】
モーターによる強烈な出足と、エンジンによるパワフルな加速を融合。モーターだけでもエンジンだけでも得られない、俊敏でどこまでもG感覚が途切れずに伸びていく、官能的な加速感を実現しています。
373kWというハイパワーを発揮しながら徹底したコンパクト設計。75度のバンク角も、エンジンスペースの有効活用と低重心化を追求しつくして決定されました。
【高圧縮化】ターボエンジンながら10.0の高圧縮比とするなど、さまざまな高出力化技術を注ぎ込みました。
【低重心化】Vバンクの角度をエンジンスペースぎりぎりまで広角化した75度としたほか、ドライサンプ潤滑方式を採用。運動性能へ寄与する低重心化を達成しました。
【高精度生産】エンジン性能の向上に加え、NV(ノイズ、バイブレーション)の最小化をめざし、最新のエンジンバランシングをはじめとする高精度生産技術を採用しました。
後輪の駆動をアシストするダイレクトドライブモーターは、レスポンスに優れるモーターの特性を生かし、主にエンジンのターボラグを解消するように出力を発生。リニアで力強い加速を実現します。
前輪のトルクベクタリングによりアンダーステアを抑制し、コーナーへのターンインから立ち上がりまで、
挙動の乱れを安定化。限りなくドライバーのイメージに忠実なライントレースをめざしたNSX。
かつてないオン・ザ・レール感覚のコーナリングは、わきあがるドライビングの歓びを深い安心感とともに実現します。
前輪のトルクを自在に制御するツインモーターユニットは、アクセルオン時だけでなくアクセルオフ時にもマイナストルクを左右独立して制御。アクセルのオン・オフを問わずトルクベクタリングを実現します。
シャシーシステムとSPORT HYBRID SH-AWDのパワーユニットシステムを統合して、ダイナミクスとテイストを制御し、NSXを住宅地などでの静かな走りからサーキット走行にまで幅広く最適化するインテグレーテッド・ダイナミクス・システム。スーパースポーツの走りのステージを大きく広げる4つのモードをご用意しています。
幅広いシーンで
走りと快適性を
バランスさせたモード
ワインディングに最適な、
かつてないオン・ザ・レール
感覚を味わえるモード
サーキット走行で安定して
最速ラップを出すことをめざし、
ドライバーコントロールを優先したモード
アイドリングストップと
EV走行を優先させる、
静粛性を目的としたモード
幅広いシーンで
走りと快適性を
バランスさせたモード
ワインディングに最適な、
かつてないオン・ザ・レール
感覚を味わえるモード
サーキット走行で安定して
最速ラップを出すことをめざし、
ドライバーコントロールを優先したモード
アイドリングストップと
EV走行を優先させる、
静粛性を目的としたモード
SPORT MODE | SPORT+ MODE | TRACK MODE | QUIET MODE |
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SH-AWD
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軽快感を重視しながら 安定感を両立した制御 |
ワインディングにおいて、 操舵に対する俊敏性を 向上させた制御 |
リミットドライブでの コーナリング時の操作性を 最適化した制御 |
軽快感を重視しながら 安定感を両立した制御 |
駆動特性
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あらゆる走行シーンにおいて 出力をバランスよく制御 |
レスポンスを最大限向上した 制御 |
コントロール性を重視した 制御 |
静粛性を目的とした制御 |
DCT シフト制御
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あらゆるシーンにおいて シフトスケジュール・ スムースさをバランスよく 制御 |
シフトダウン操作に素早く反応し 低速ギヤのレスポンスを最大限 向上する制御 |
変速スピードを速め、 独立したコース走行時に パフォーマンスを最大限発揮する制御 |
快適かつエンジン回転を 抑えることを優先した制御 |
EV 走行
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可 | 不可 | 不可 | 可 |
ステアリング
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市街地走行や高速走行での快適性・ スムースな操舵フィール設定 |
アグレッシブな走行に 適した、操舵力設定 |
アグレッシブな走行に 適した、操舵力設定 |
市街地走行や高速走行での快適性・ スムースな操舵フィール設定 |
サスペンション
|
|||
日常走行に適した ハンドリングと乗り心地の バランスの取れた設定 |
ハイパフォーマンス走行の ための、よりアグレッシブな 制御セッティング |
ハイパフォーマンス走行の ための、よりアグレッシブな 制御セッティング |
日常走行に適した ハンドリングと乗り心地の バランスの取れた設定 |
ブレーキ
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|||
公道走行に適した バランスの取れたブレーキフィールを 実現する設定 |
公道走行に適した バランスの取れたブレーキフィールを 実現する設定 |
サーキット走行時に、 よりしっかりとしたブレーキフィールを実現する設定 |
公道走行に適した バランスの取れたブレーキフィールを 実現する設定 |
VSA
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|||
あらゆる状況下でVSAと トラクションコントロールを バランス良く制御する設定 |
ハイパフォーマンス走行中に アジャイルハンドリングアシスト、 VSAをより強く制御する設定 |
ドライバーの操作自由度を 向上するため、VSA制御を 弱めた設定 |
あらゆる状況下でVSAと トラクションコントロールを バランス良く制御する設定 |
ローンチコントロールモード
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ー | ー | サーキットでの ロケットスタート |
ー |
トランスミッション
最適な走りを実現する9速の多段化に挑みながら、トップレベルの変速速度、適切なシフトショック、エンジンサウンドを含めた心地よいシフトフィールを追求。さらに自動変速モードでは、クルマの状態と操作状況から、ドライバーの「気持ち」に呼応する加速力を得るための最適なシフト選択を行うソフトを開発。操る歓びを妥協なく高めています。
シャシー
低中速時にはスポーツカーとしての俊敏性を、高速時にはゆるぎない走行安定性を実現するために。シャシーそのものから徹底して開発しました。ドライバーの操作に忠実な、かつてないハンドリング性能を実現します。
フロントはダブルウイッシュボーンを、リアはマルチリンクサスペンションを採用。低中速時は俊敏なハンドリングをかなえながら、高速時は優れた安定性のあるハンドリングを実現。フロント、リアともにオールアルミ製とし、軽量コンパクト化も追求しています。
ダンパー内のオイルが金属粒子を含んでおり、電磁コイルによって瞬時に減衰力を可変する仕組みの磁性流体式可変ダンパーを採用。さまざまなシーンで最適な減衰力特性を高いレスポンスで引き出します。
スーパースポーツとしての卓越した制動性能を実現するために、高い熱容量を持ったブレーキシステムを採用。フロントは対向6ポット、リアは対向4ポットのアルミモノブロック製大型キャリパーで、カスタムオーダーのカーボンセラミックマテリアル製ディスクは軽量化を実現しています。
ホイールは高剛性のアルミ鍛造とし、優れた横剛性を実現しながら、外見は軽さを表現する特殊な3次元加工を施したホイールを開発しました。
ボディー
複数素材を用いたスペースフレームと同様に、ボディーパネルにもさまざまな軽量素材を採用しました。各種素材の選択は、軽量化、前後重量配分と重心の最適化、耐久性確保をめざして厳選しています。
■ボディーパネル材の配置
優れたエアロダイナミクス性能と同時にエンジンなどの高い冷却性能が要求されるミッドシップ車。前方と後方にエンジンと3基のモーターという複数のパワーユニットを持つNSXは、ボディーの上下だけでなく、すべてのパワーユニットを通過する空気の流れも見据えたトータル・エアフロー・マネジメントを追求しています。
エアフロー イメージ(車両は北米仕様)
3次元熱間曲げ焼き入れと呼ばれる成形技術により、フロントピラー断面を極限まで小さくすることが可能に。ルーフクラッシュ強度を確保した上で、優れた前方視界によって路面と一体となっているかのような運転感覚を実現しました。
※エンジンとモーターによりシステムとして発揮できる出力・トルク。(Honda測定値)
■TRACK Mode、ローンチコントロールモードはサーキットや閉鎖されたコースといった場所でのみ使用してください。また、これらのハイパフォーマンス走行には注意事項がございます。車両をご使用になる前に必ず取扱説明書をお読みください。
■4輪ベンチレーテッドディスクブレーキの写真は、カーボンセラミックブレーキローター&レッドキャリパータイプで、カスタムオーダーです。
■掲載の写真やイラストには、機能説明のためのイメージが含まれます。
■メーター類は撮影のため点灯。
■画面はハメコミ合成。
■掲載の写真には、サーキット走行を撮影したものが含まれます。一般公道では安全運転を心がけてください。
■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「主要装備表」「主要諸元表」をご覧ください。