 |
今回の東京モーターショーで、HondaブースにプロトタイプのNSX-Rが燦然と展示されていたのはうれしい出来事のひとつだった。なぜなら名車NSXは進化を続けているという証拠に他ならないからだ。デビューした時からNSXは愛すべき、そして尊敬すべきクルマであり続けている。NSXがエポックメーキングなクルマであったことは、NSXというトップクラスのスポーツカーの登場にあわてたフェラーリやランボルギーニが必死になって自分たちのクルマを改良したことを見ればわかる。
いまでもトップレベルなスポーツカーであり続けるNSXに対し、その尊敬の念こそ薄れてはいないが、しかし愛情を保つには何かがかけている気がしていたのも事実だ。
だから一層アグレッシブに変化しようとしているNSX-Rをみてうれしく思ったのだ。17インチホイールやロープロファイル・タイヤ、プロジェクター・ビーム・ヘッドライト、カーボンファイバー製ボンネットやリアスポイラーがうまくマッチされていて、NSX-Rのポーテンシャルの高さを予感させる。カーボンファイバー製シートにも座ってドライブしてみたい誘惑にかられる。間違いなく先が楽しみな一台であると言える。 |
|
