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NSX fiestaのもうひとつの楽しみは、ゆったりとした気分でパーティを楽しめること。この日はもちろん、NSX10年目の誕生パーティである。NSXのロゴマークを形取った大きなケーキが運ばれ、ハッピバースディを合唱。お決まりのセレモニーであるが、これがなかなか気分がいい。自らステアリングを握るスポーツカーの誕生セレモニーに立ち会えるなんてそうある機会ではない。ましてや、NSXの開発を決断した川本前社長も交え、NSXのドライビングの世界を誕生以来支え続けている黒澤元治氏や清水和夫氏、レースでNSXの素晴らしさを証明してくれたドライバーや監督、レガッツオーニさんやサージさんなど海外からのゲストとともに祝えるのだからそれはそれは特別な気分である。 |
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優しさいっぱいのスイスHonda社長のサージ氏。会場をあちこちと歩き回り、記念撮影やNSX話をエンジョイ。 |

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オーナーに感想をたずねると、誰もが「はーっ」嘆息をもらししばし感慨に耽ってしまうのである。そして10年の思い出をかみしめながら、「NSXというスポーツカーがこの世に生まれて本当によかった。Hondaも諦めることなく、10年間クルマをつくるだけでなくオーナーが楽しめるイベントを支え続けてくれて本当にありがたいと思っています」と感謝の言葉が溢れるのである。さまざまな苦しさの中で闘い続け、生き続ける大人たちが、こうして子供のように喜ぶ姿を見るとクルマという存在は大きなものだとつくづく思う。
オーナーと談笑する横で、川本さんや黒澤さん、上原さんなどがワイン片手にステージに座り込み、参加者の差出すあらゆるモノにサインをしている。また各テーブルでは、ドライバーがオーナーと走りやスポーツカーのことについて力説しまくっている。豪華賞品が当たるゲームではワイワイ騒ぎ、次第に10年がどうしたという次元を超越し、パーティ会場はNSX愛好者の熱狂的な空間と化していった。 |
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ちょっと寒そうなスタイルのコンパニオンの方たちが、会場でインスタントカメラで記念写真をサービス。 |

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10周年誕生パーティの料理はひときわ豪華。NSX談義の花を咲かせながらも、しっかりと料理を楽しまれていた。 |
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パーティ会場に展示された初代NSX。パーティが一段落すると、オーナーが三々五々集まり、記念写真を撮るなど盛り上がった。 |
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巨大なNSXの誕生ケーキ。パッピーバースディの歌が終わっても、ロウソクの炎を吹き消すのがひと苦労だった。
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fiesta恒例のゲーム大会。今回は、ドライバーが提供したレアな賞品をめぐり、オーナーがジャンケンの腕を競い合った。 |
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