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NSXのもう一つ魅力がここにご紹介するリフレッシュプランである。
古くなったらすぐ買い替えるというのではなく、長くNSXとつき合っていただきたい――。
いかにもスポーツカーを愛するホンダらしい取り組みである。NSXのオールアルミボディは30年は持つともいわれ、
10万キロを超えた頃からまた一段とエンジン回転が軽くなるとも語られている。
長年乗ってはじめて出会える感動もある。10周年という節目の年に、リフレッシュするのもまた一興ではないか。
そう思い、取材してみると――。このリフレッシュプランには、NSXのクルマづくりに匹敵する情熱が漲っていた。
詳しくは誌面で語ることはできないが、リフレッシュしたいというオーナーの気持ちに応えるべく
ホンダは、情熱を込めたこだわりを用意していたのだ。
新車に限りなく近く。確固とした信念に基づく充実のプラン。

やはり通り一遍のプランではなかった。今回の10周年企画でリフレッシュプランをあらためて取材してそう感じた。NSXという特別なスポーツカーを生み出したホンダが、生まれ故郷である栃木・高根沢工場で行うプランであるから、何かあるということは薄々予想はしていた。しかし、これほどとは…。もちろん、誌面ではそのホットなリフレッシュ内容をこと細かに記すことはできない。が、いかにもホンダらしい情熱みなぎるプランであるとだけはお伝えしておきたい。
リフレッシュプランの各メニューの内容や金額に関しては、NSXのホームページに見積りシステムを導入し一新したサイトがあるのでそちらもぜひご参照いただきたい。

丹念な洗車にはじまり、洗車に終わる。
生まれ故郷である栃木県高根沢工場に持ち込まれたNSXは、まず洗車が行われる。そしてこの瞬間からリフレッシュの作業がはじまる。手洗いしながらボディ全体の傷の具合、ライト類の傷みなどをすべてチェック。そして、すべてのリフレッシュ作業が終了した時点で皆さんのNSXはハンドポリッシャーにより再び丹念に磨かれるのだ。
こうした磨きの作業はメニューには記されていないが、リフレッシュプランの哲学は「可能な限り新車に近付ける」こと。つまりは機能だけでなく、ボディの輝きも新車同様をめざすということだ。
きれいに磨かれたNSXは、同工場にある同色のNSXと比較。同色がない場合は、塗装の専門家を呼び第三者の目でチェック。新車同様の輝きを獲得できた段階で仕上げの洗車を行いプラン終了。洗車にはじまり洗車に終わるリフレッシュプラン。こうした特情熱の込めたこだわりはまだ他にも目白押しである。

高速走行で新車との違いを総チェック。
基本リフレッシュを希望された場合、そのメニュー欄に書かれているのは、「サスペンションのアライメント調整/エンジンのバルブクリアランス調整/ドアまわりのシールラバー交換/テストコースでの完成車チェック」である。
まず作業の前に皆さんのNSXは、テストコースを走り新車とのフィーリングの違いをあらゆる観点でチェックされる。もちろん、基本リフレッシュのみを希望されたとしてもこのチェックは行われ、改善すべき点が洗い出される。そして、希望されたメニュー以外にも走行時のフィーリングをできるだけ新車に近付けるリフレッシュのためのサジェスチョンがオーナーに伝えられるのだ。そして、サゼスチョンだけではなく、リフレッシュを希望されたオーナーの情熱に応えるべく、このプラン創設以来、一人でメンテナンス作業を引き受けている高根沢工場 完成車組立モジュール所属の佐藤圭二の熱いこだわりが注がれるのだ。
それが何であるかは明記できない。が、基本リフレッシュで足回りだけリフレッシュされたと思いきや、何か入庫前と自分のNSXが違うと気付かれるオーナーが多いという。そのあたりにこだわりの秘密が潜んでいるのだ。おそらくは新車のときのようにスキッとした乗り心地が帰ってくるのだろう…。リフレッシュプランの秘めたる魅力。いかなる魅力かはぜひご自身でお確かめいただきたい。

クラッチをつないだ瞬間にわかるタイプR専用の総合リフレッシュ。
ダンパー、サスペンションアームからジョイント、ブッシュ類、エンジンマウントまですべてを新品パーツに交換するタイプR専用の脚まわり総合リフレッシュプラン。基本とダンパー交換の機能部リフレッシュでも充分に新車の走りは取り戻せるが、ハードサスペンションで負荷の大きいタイプRにはこの特別なメニューが用意されている。
このメニューの効果は著しく、クラッチをつないだ瞬間に脚まわりが新鮮味を取り戻したことがわかるという。特にオーナーズ・ミーティングなどに参加してサーキット走行を行われている方にはお薦め。本当に違いが明らかということだ。
しかも、フル交換で80万円(税別)。決して安い値段ではないが、他のショップなどで行ったらこうはいかない。それは、NSXが生まれた工場でホンダが行うプランであることの強みといえるだろう。
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NSX Press vol.25 2000年9月発行