そしてプログラムも終わりに近付くと、200台を越える参加車両がパレードランに向けてピットに集合。参加オーナーの全NSXがフルコースをぐるりと輪つなぎになって走る光景は壮観だ。

「フィエスタも年々盛り上がっていますね。あるオーナーズ・クラブでは“フィエスタに来るのはNSXオーナーの義務である!”などと言ってくださっているとか。各地のクラブも増え、独自に合同で走行会を開くなど、皆さん、NSXを積極的に楽しんでくださっているので非常に嬉しいですね。NSXを中心にさまざまな繋がりが生まれ、その輪が広がっていく。かたわらで接している我々も、皆さんと一緒に、NSXを進化させていこうという連帯感を一層強く感じます」と、誕生当初からNSXに携わる上原氏。クルマを所有する悦びは人によって様々だが、丸二日間かけて存分にNSX WORLDを満喫できるこんなイベントは、NSXオーナーならではの特別な愉しみのひとつである。NSXを手にすると、他のスポーツカーでは味わうことのできない、こんな楽しみが待っているのだ。

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