2日目、「東コース一周オリエンテーリング」を選んだ参加者の朝は早い。朝靄の残る東コースを、インストラクターがコース各所の特長などを説明しながら先導してカートで巡るのだ。小さなカートに乗ってじっくりとコースを見るのも新鮮で興味深いのではないだろうか。

陽が昇るにつれ、メインベースを中心に徐々に賑わいが増してきた。ルマンを闘ったNSXがデモランの準備に入りエギゾーストノートを響かせると、参加者が続々とピットへ向かいはじめる。

東コースでは毎回人気の、プロドライバーによるNSX同乗走行がはじまる。プロのハンドルさばきを自身のNSXで惜しみなくご披露いただくか、コースのライン取りを中心にレクチャーいただくか、もしくは楽しくおしゃべりしながらクルージング…など、その楽しみ方はオーナーのリクエストに直接プロドライバーが応じてくれる。

「私は去年経験したので、今回は高木虎之助選手に息子を乗せて走ってもらいました」、「彼女が土屋さんの大ファンなので感激してました」、「記念に車中にサインしてもらいました」等々、ファンにとっては感激の体験だ。

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フォーミュラニッポンで活躍中の高木虎之介選手が、今回初参加。ルマンを闘ったレーシングNSXに続いて、鈴鹿サーキットのスクールカー(1600cc)のデモランを披露してくれた。

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