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イギリス編 vol.3 Chapter-1
なぜNSXを買ったのか?彼の述べた理由はおおむね理解できるものであった。
サムは大のクルマ・ファンであり、クルマの知識も豊富な、クルマ業界で働くクルマ人間である。彼は特にHondaが好きだ。以前はHonda UKに勤めていたが、ウェブサイト・クリエーターとして転職した。でもクルマ関係のウェブサイトを作っている。
サムは29歳。クールで、スタイリッシュ、1950年代のローレックスをさりげなくまとい、ロンドンのトレンディなフルハム地区(Fulham district)に居住し、完璧に磨き上げられた赤いNSXに乗っている。
「NSXは僕が最初に手にしたスーパーカーなんだ。でも僕が17歳の頃に乗ってたフィアットのX1/9(エックス・ワン・ナイン)も、当時の僕にとってはスーパーカーだったけどね(笑)。純粋にハンドリングは素晴らしかったよ。最後には錆びだらけになっちゃったけど、あの1500ccエンジンを搭載したX1/9は宝物だった」
走るNSX 「Hondaに勤めていた時にCRXを3台所有したんだけど、実にいいクルマだったね。性能も抜群に良かったし。そのあとはプレリュードに乗っていた」
プレリュードからNSXというのはずいぶんな飛躍だと思うけど?
「実はNSXはプライベートなクルマとして買ったんだ。Hondaにいた時は、ボスより速いクルマ買わないほうがいいよって言われてたもんで(笑)」
「でもポルシェとかフェラーリとかは全然欲しくなかった。NSXがいいクルマだって知ってたから、選択に一瞬の迷いもなかった。しばらくの間メルセデス・ベンツに勤めたけど、メルセデスも買わなかった。僕にとってメルセデスは正当な後継車じゃないからね」
後期型モデルのスポーティな合金ホイールを除いて、2年前に手に入れたサムのNSXはスタンダードなタイプである。最初に登録されたのは1991年。「NSXは毎日の通勤の足としても、年中行事のル・マン24時間レースの観戦にも、素晴らしい走りを提供し続けてくれているよ」
サムは彼のライフスタイルにピッタリのNSXを見つけたかった。したがって、何台ものNSXを見て回った。彼の住むフルハムは都心にあり、いつも混雑と渋滞を繰り返していて、運転技術よりも駐車技術のほうが必要とされる地区だ。
「僕は意図的に最も純粋なモデルを入手しました。パワステもなし、3.2じゃなくて3.0リッターモデル、オートマじゃなくてマニュアル。でもパワステにだけはしとけばよかったってちょっと後悔しています(笑)」
過去2年半の間に信頼性の高いNSXの走行距離はもの凄い勢いで伸びて、4万キロも加算された。心の中ではいまだにHondaマンであるサムにとっては、NSXはかけがえのないクルマであるが、客観的に見て真の評価はどうだろうか。「NSXは全然時代遅れになんかじゃないと思うな。デビューした時からNSXはとても画期的なクルマだったからね。多少思い入れの部分もあるけど、今でもフェラーリよりずっと進んでるクルマだと思います」
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