NSXトップ
ヘッダー
NSX トップへ
  Mail Service
We love NSX
東京郊外のさわやかな空気が流れる閑静な住宅街。表通りから少し入ったご自宅の前で、念入りにNSX-Rを磨いている人物がすぐに目にとまった。甲藤貴史さん。まだ30歳に至っていない、若きNSX-Rオーナー。柔らかい日射しにインディイエロー・パールのNSX-Rが美しい輝きを放っていた。
甲藤さんとNSX
   
当然ながら、甲藤さんの年代としては高価なスポーツカーである。したがってNSX-Rを新車で購入したことで、周囲の友人から羨望のまなざしを受けることになった。
その点について甲藤さんは、「一介の会社員ですし、余裕があるわけでも何でもありません。何とかローンを組めたので購入できました(笑)」と語った。「少々無理をしてでも買いたいと思いました。クルマぐらいしかお金を使いませんから。でも、買ったはいいけど、今はサーキットに行くほどの余裕もありません(笑)」

甲藤さんにとって、NSX-Rはそれほど欲しかったスポーツカー。その気持ちを純粋に行動に移したのだ。NSX-Rのオーナーにふさわしい、まっすぐな情熱を持った人物である。
 
ずっとHondaのマニュアル車を乗り継いできた。
今から約7年前、就職をして初めて購入したクルマはプレリュードだった。それから半年も経たないうちに、インテグラ タイプRと出会う。初期型の95年モデル。昔からスポーツカーに憧れていた甲藤さんは、タイプRという言葉、Hondaがつくりあげた情熱のマシンに大きく惹かれた。
「その頃ちょうどインテグラ タイプRの納車待ちの方がけっこう多くて、迷っていたんです。どうしようかなって。でもキャンセルが出たって営業担当の方から話を聞いて、即購入を決めました」
生まれて初めての本格スポーツカーに乗った甲藤さんは、圧倒的な運動性能に感動した。「ああ、タイプRのエンジンってこんなに気持ちいいんだって思いました。それとハンドリングがいい。あの旋回性能は、FFとは思えないくらいでした」
チャンピオンシップホワイトのインテグラ タイプRでは、主に奥多摩方面でドライビングの楽しさを堪能していたという。とにかく走ることに夢中だったそうだ。
 
それから月日は流れ、まもなくインテグラ タイプRの1回目の車検を迎えようとしていた。1999年。ちょうど時を同じくしてHondaから新たにもう一台の魅力的なスポーツカーが誕生することを甲藤さんは知った。
Hondaの創立50周年を記念して発売される新世代リアルオープンスポーツ、S2000である。東京モーターショーでSSMとして展示されていた時から既に熱いまなざしを注いでいた甲藤さんは、購入する決意を固めるまでにそう時間はかからなかった。
黄色が好きな甲藤さんは、インディイエロー・パールを選択。はじめてのオープンスポーツでこれまでにない感動を知った甲藤さんは、真夏でも真冬でもずっとオープンで走った。楽しんだのは、主に遠出のドライブ。高回転まで回るエンジンの“ツキ”と“伸び”を低速ギアで楽しみながら、風や光との一体感を味わうクルージングである。その一方で、リアルスポーツの高性能を味わうべく、はじめてのサーキット走行も体験してみた。S2000は、甲藤さんにとってかけがえのない存在へとなっていった。
NEXT
Message from HondaYes, New NSXWe love NSX!
Concept
Top Page