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アメリカ編 vol.2 Chapter-1
ヘイディ・テイラーは平均的なNSXオーナーからはまったくかけはなれたNSXオーナーである。それはアメリカのNSXオーナー中、5%しかいない女性オーナーのひとりだからというだけでは決してなく、彼女がアメリカのNSXオーナーの平均年齢より20歳以上も若い、たった25歳の女性でもあるからだ。さらに彼女は裕福な大卒のキャリア・ウーマンでもなく、サンディエゴ近くのR&D会社の事務管理アシスタントなのだ(失礼)。
だが、彼女よりもNSXを愛するオーナーを見つけるのは多分むずかしいに違いない。

空気圧を測るヘイディ・テイラー
『夢のクルマなんてなかったわ』。彼女は自分自身について述べ始めた。『フェラーリなんか、一度も好きになったことないわ。どのボディスタイルもかっこいいと感じたことなんか全然ないし。ランボルギーニは素敵だけど、高すぎます。でもNSXが出た時には、文字どおり一目で恋に落ちたの。あれが欲しい、あれしかない、っていう感じで』
ただひとつ問題だったのは、NSXがデビューした10年前、ヘイディ・テイラーが自動車免許を取るにもあと1年必要な、ただの15歳の少女だったということだった。しかし彼女のクルマに対する情熱は冷めず、まずドラッグ・レーシングにのめりこんでいき、1/4マイルをもっとも速く駆け抜けることに命をかける男たちに果敢に挑んでいった。ドラッグ・レーシングというストレート・ライン・モータースポーツから卒業して、遂にNSXを手に入れる前まで、彼女はポンティアック・ファイアバードを3台所有したが、それぞれにスモーキー・バンディット(悪党)、ナイト・ライダーという勇ましい名前が付けられていた。

走るNSX NSXを手に入れたのは2年前だが、その2年間にNSXに対する彼女の情熱は一層強まった。彼女はひとりでNSXを買えなかったため、その当時はボーイフレンドで、最近結婚したばかりのハズ、ポールと共同所有というかたちで購入した。
新婚のテイラー夫妻は、メキシコ国境のすぐ北にあるラ・ホーヤ(La Jolla)という街の高級住宅街にある瀟洒なマンションにココナッツという名の猫と一緒に住んでいる。ヘイディ自身はアリゾナに生れたが、彼女の両親や親戚はハワイ系移住民であるために、彼女はハワイにまつわる名前を猫に付けたという。
彼女と同じ会社のテレ・コミュニケーション部門で働いている、新郎のポールは、ずっとサーフィンを楽しみつつ、ヘイディと一緒に色んなスポーツにトライしてきたが、その中でも二人が共通の関心を持てたのは共同所有するNSXだった。つまり、この新婚夫婦のライフスタイルを知ろうとして、彼らのことを深く掘り下げれば下げるほど、わかってきたのは、NSXとNSXに関するアクティビティこそが彼らのライフスタイルそのものだということなのだ。
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