力感あふれる大型ワイドグリル、ワイドボディを際だたせるフロントバンパー、フェンダーまで回り込んだ精悍なヘッドライト。それらが一体となって、力強く張り出したフェンダーラインが特徴のサイドへ、ワイド&ローを強調したリアセクションへと流れるように回り込む、存在感あふれるオーバルフォルム。エリシオン プレステージは、優雅に、かつダイナミックに洋上をゆくクルーザーを彷彿とさせる迫力のあるエクステリアで、ダイナミズムを全身で表現しながら、開放感あふれる居住空間を包み込んでいます。
ゆとりのキャビンを確保しながら安定感のあるシャープな走りを実現するために。重心位置を可能なかぎり下げ、旋回時や制動時の姿勢変化を最適化し、すぐれた操縦安定性を獲得したエリシオン プレステージ。高性能4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンションや低全高がもたらすすぐれた空力性能とも相まって、ハイウェイやワインディングロードを堪能できるドライビングプレジャーで満たします。
堂々たるビッグキャビンで悠然と走りを満喫するために。低速域から力強く高速域まで伸びやかに加速する、全域トルクフルな走りを実現したV6 3.5L VTECエンジン。300馬力の圧倒的なハイパワーとクリーン性能を両立しています。
爽快なドライバビリティを実現するパワーと燃費性能を両立したDOHC i-VTECは、VTECとVTCを融合した軽量・コンパクト設計の高性能エンジン。高精度な空燃比制御システムなどにより、環境性能にも配慮しています。
爽快なロングクルージングの歓びをすべての乗員にもたらすために、ダブルウイッシュボーン・サスペンションをフロントとリアともに採用。ロールの中心軸を最適化し、ロアアームの取り付けポイントを工夫することでノーズダイブとリフトを抑えるなど、乗り心地を犠牲にすることなく、すぐれた操縦安定性を獲得しています。さらに、フロント/リアともにフローティングマウントサブフレームを採用。サブフレームとボディの間に配置したラバーにより路面からの振動入力を大幅に低減し、上質な乗り心地を実現しています。
多くのゲストを迎えたフル乗車時でも、確かな制動力を。その思いのもと、ブレーキシステムはフロントに2ポットキャリパー/ベンチレーテッド式、リアに軽量アルミキャリパーを採用した4輪大径ディスクタイプとし、高い剛性感とコントロール性を両立。さらにリンク式ブレーキペダルの採用により、踏みはじめの無効ストローク感を低減しながら、踏み込んだときのしっかりとした制動力を確保する工夫も加えています。
パーキングブレーキの機能を電子制御化した先進のシステムを採用。大型センターコンソールに設置されたスイッチを引き上げるだけでパーキングブレーキが作動し、ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押すことで解除できます。また発進時にアクセルペダルを踏むことでもブレーキを自動的に解除でき、渋滞や信号待ちなど、ストップ&ゴーの多い走行シーンにおけるドライバーの負担を軽減。フル乗車時など特に気を使う坂道発進においても、後退の心配をせずに安心してスタートできます。
■アクセルペダルによる自動解除は、運転席のシートベルトが着用されているときのみ作動します。
■作動・解除時に後輪付近からモーター音が聞こえますが異常ではありません。
走行中にスイッチをセットするだけで、アクセルペダルを踏まずに定速走行。ムダなアクセル操作を減らし、高速走行時のストレス軽減に貢献します。
アクセルペダルの踏み込み量をセンサーで検知し、コンピューターが理想的なスロットル制御を行うDBW〈ドライブ・バイ・ワイヤ〉。エンジンのポテンシャルをあますところなく引き出すとともに、きわめてリニアで自然なアクセルフィールを実現しています。
通常はほぼFF状態で走行し、静かで軽快な走りを実現しながら必要に応じて瞬時に4WDに切り換わる、Honda独自のリアルタイム4WDを設定。雪道など滑りやすい路面でも頼もしい走破性を発揮し、発進時には高いトラクションを、カーブなどではスムーズで安心感の高い旋回性能を実感できます。また、通常走行時は前輪だけを駆動することで、燃費にも配慮しています。
上質な走りを支えるキーメカニズムのひとつ、電子制御5速オートマチック・トランスミッション。変速時のクラッチ圧を最適にコントロールするダイレクト制御やアクティブロックアップなどにより、高品位な走りを実現し、燃費にも配慮。また、アップダウンのつづく状況でもドライバーの感性に近いシフト制御を行うプロスマテックと、コーナリング時の不要なシフトアップを抑制するシフトホールド制御も採用。雪道などの滑りやすい路面での発進性を高めるスノーモードは、SGタイプに設定しています。
静剛性(ねじり剛性/曲げ剛性)を高めるために、メインフレームにクロスメンバーを最適配置すると同時に、高張力鋼板を多用して軽量化をはかっています。さらに、走りのテイストに大きく影響する動剛性(フレーム前後端の上下/左右方向の変位特性)にもこだわり、洗練された走りを実現しています。
アイドリング時や低速時のエンジンのこもり音、シートの不快な振動、高速走行時のロードノイズを抑え、そのうえで、加速時の音質の心地良さまでを含めた静かさ、快適さをめざしています。さらに静粛性向上に貢献するすぐれた空力性能、高剛性ボディ、サスペンションのフローティング・サブフレームに加え、吸音性のあるルーフライニングの採用など、細部にまで気を配っています。
SGタイプの排気システムは、デュアルエキゾーストシステムを採用し、出力の向上と排気音量の低減を両立。また、4フィニッシャーを装備し、迫力あるリアビューを演出しています。