2007年2月発表 2010年8月終了モデル
この情報は2010年8月現在のものです。

メカニズム

大地の先へ力強く。都市の間を軽やかに。

力強いグリップ感と、揺るぎない安定性で、荒れた大地を逞しく走破する。
のびやかな加速と、しなやかなコーナリングで、街をスマートに駆け抜ける。
それは、フィールドを選ばない走りの才能。
乗るほどに、操るほどに、ドライビングの楽しさが広がります。


メカニズム イメージ メカニズム イメージ
Photo:20Xi(4WD)
ボディカラーはクリスタルブラック・パール
メーカーオプション(Honda HDDインターナビシステム、
運転席&助手席シートヒーター、プレミアムスタイルパッケージ)装着車
Photo:20X(4WD)
ボディカラーはダークルビーレッド・パール
メーカーオプション(Honda HDDインターナビシステム)装着車

分厚いトルク。優れた燃費。i-VTECエンジン。

走りと燃費。ふたつの性能で、ともにクラストップレベルのエンジンを目指して。搭載したのは、Honda独創のSOHC i-VTECエンジン。独自のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)技術を進化させ、先進の「可変吸気量制御」を採用。低速域から力強いトルクを発生し、ストップ&ゴーの多い市街地をスムーズに、タフで過酷な山道をパワフルに駆け抜けます。また、フリクションの低減や、走行シーンにあわせて細かく燃焼効率を高めるなど、徹底的に低燃費化を追求。13.8km/L※1の優れた経済性を実現しています。

2.0L i-VTEC [20Xi,20X]

MAX POWER※2
110kW[150PS]/6,200rpm

MAX TORQUE※2
190N・m[19.4kgf・m]/4,200rpm

1.8L i-VTEC [18X,18L]

MAX POWER※2
103kW[140PS]/6,300rpm

MAX TORQUE※2
174N・m[17.7kgf・m]/4,300rpm

i-VTECエンジン
※1 FF車。10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)。
燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
※2 数値はネット値。
Photo:2.0L i-VTECエンジン

悪路で瞬時にFF→4WD。ムダがなく、力強い4WDシステム。[ タイプ別設定 ]

ふだんは燃費を抑え、FF状態で軽やかに走り、スタート時や加速時、雪上走行時など、必要に応じて後輪へトルクを伝達。頼もしい走破性と、低燃費、静粛性をあわせ持つ、Honda独自のリアルタイム4WD。クロスロードには、その魅力をいっそう磨き高めた新リアルタイム4WDを採用しました。後輪へトルクを伝えるデュアルポンプシステムにワンウェイカムユニットを追加。これにより、FF⇔4WDの切り換えにタイムラグがほとんどなく、路面の変化に素早く対応します。さらに後輪へのトルク配分も、より細かくコントロール。雪上を動き出す際のグリップ感、コーナリング時のスムーズさなどが一段と向上。力強く安定感のある走りを体感できます。

■新リアルタイム4WD作動イメージ

新リアルタイム4WD作動イメージ

通常走行(FF)
通常はほぼFF状態で走行。
前輪と後輪に回転差がないため、ワンウェイカムは作動しません。

新リアルタイム4WD作動イメージ

雪上走行等(カム作動:4WD)
滑りやすい路面になると、前輪と後輪に回転差が生じるため、ワンウェイカムがメインクラッチを押しつけます。瞬時に後輪に駆動力を伝えて4WDに切り換わります。

新リアルタイム4WD作動イメージ

雪上登坂等(油圧作動:4WD)
後輪に、より大きな駆動力が必要になると、油圧の力でさらにメインクラッチを押しつけます。

■ワンウェイカム作動イメージ

ワンウェイカム作動イメージ

滑りやすい過酷な道も安定走行、VSA。[ タイプ別設定 ]

ブレーキ時の車輪ロックを防ぐABS〈4輪アンチロックブレーキシステム〉、加速時などの車輪空転を防ぐTCS〈トラクションコントロールシステム〉、旋回時の横すべり抑制、これら3機能をトータルにコントロールするVSA〈車両挙動安定化制御システム〉を設定しました。きめ細やかなブレーキコントロールで、突然の姿勢変化を効果的に抑制。急坂での発進や滑りやすい雪道のコーナーなどで威力を発揮します。

[VSA=Vehicle Stability Assist]
■VSAはあくまでドライバーのブレーキ操作やアクセル操作等を補助するシステムです。したがって、VSAがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。

■VSA作動イメージ図

VSA作動イメージ図

[ VSAの機能 ]

■オーバーステア抑制

旋回時、車両の巻き込みが発生した場合の挙動安定化。

■アンダーステア抑制

旋回加速時、駆動輪の軌跡がふくらんだ場合の路面トレース性向上。

■発進性の向上

左右輪の路面状況が異なる場合、低μ路側の車輪にブレーキをかけて空転を抑え、高μ路側の車輪にエンジン出力を配分することで発進・加速性を高める。

■制動制御

制動時の安定性向上。

VSA作動イメージ図

■坂道発進でも安心。ヒルスタートアシスト機能。[ タイプ別設定 ]

車両の挙動を安定化させるVSAに、Hondaではじめて、坂道発進をサポートするヒルスタートアシスト機能をあわせて搭載。発進の際にペダルを踏み替える瞬間のクルマの後退を防ぎ(約1秒間)、不安のないスムーズなスタートを可能にします。雪の坂道などアウトドアシーンはもちろん、駐車場のスロープや坂道での渋滞など、日常のドライブシーンでもうれしい機能です。

■ヒルスタートアシスト機能作動イメージ図

ヒルスタートアシスト機能なし ヒルスタートアシスト機能あり

急な坂道ではブレーキからアクセルへ、ペダルを踏み替える瞬間にクルマが後退。あわててアクセルを踏むと、発進がギクシャクすることも。

ブレーキを放しても、一時的に車両の後退を抑制。落ちついてペダルを踏み替え、スムーズに発進。


高剛性ボディで、ステージを選ばないしっかりとした乗り味。

ボディの基本骨格から走りの資質を研ぎ澄ましたクロスロード。徹底したフレームワークから始まり、ボディ全体の剛性を隙なく鍛え、低重心化を追求。さらにサスペンションの取り付け点剛性もアップ。高い操縦安定性とハンドリングの自然な応答性を獲得し、フィールドを選ばず、爽快でフラットな乗り味が楽しめます。

■フレームイメージ

フレームイメージ
写真は説明のために合成したものです。

スムーズな加速。低燃費にも一役の5速AT。

ギアが細かくスムーズにつながる5速オートマチック・トランスミッションを採用。アクセル操作と走行状態に応じて理想的にスロットル制御を行うDBW〈ドライブ・バイ・ワイヤ〉と連携し、爽快かつ経済的な走りを実現します。1〜3速の間でのみ変速するD3モードを備え、険しい山道もパワフルに走行。さらに、カーブでの不要なシフトアップを抑制するシフトホールド制御により、快適なコーナリングと、コーナー出口での力強い加速を実現します。

5速AT
Photo:20X

クロスロードのシフト装置には
■ブレーキペダルを踏まないと、セレクトレバーの[ P ](駐車)位置からのシフト操作が行えないシフトロック機構
■[ P ]位置にあるときのみイグニションキーを抜くことができるキー・インターロック機構*
■[ R ](後退)位置にあることをチャイムでドライバーに知らせる後退位置警報装置が装備されています。
*Hondaスマートキーシステム搭載車については取扱説明書をご覧ください。

直線で安定。カーブでしなやか。高性能サスペンション。

サスペンションは、フロントにストラット、リアに高性能ダブルウイッシュボーンを採用。優れた応答性で自然にしなやかにコーナリング。また直線でもふらつかず、どっしりと安定感のある走りを楽しめます。さらに悪路での接地感を向上させ、逞しい走破性を実現しています。

■サスペンションイメージ図

サスペンションイメージ図
各イメージ図は20X(4WD)

車速と車間を適切にコントロールするIHCC。[ タイプ別設定 ]

高速道路などでの定速走行を制御するクルーズコントロールに加え、先進の車速/車間制御機能も備えたIHCC〈インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール〉。スイッチを入れると、フロントグリル内のレーダーからミリ波を送信し、前走車の状態を検出。適切なアクセル/ブレーキ制御で、走行速度に応じた車間距離を保持し、ドライバーの負担を軽減します。

ミリ波レーダーイメージ
ミリ波レーダーイメージ
■IHCCは前方不注意の危険性を解消する装置ではありません。車間距離制御、車間接近警報、減速能力には限界があります。IHCCを過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。■道路状況、天候状況によっては、使用できない場合があります。■ご使用の前に必ず取扱説明書をお読みください。

■車速/車間制御機能[IHCC]の基本制御パターン(概念図)
●レーダー検知範囲:車両前方100m以内 角度16度
●作動車速:45km/h〜100km/h
●車間は3段階に設定可能

定速制御(前走車なし)

希望の車速に設定することにより、定速走行を開始。

減速制御(前走車検知)

自車線の前走車が設定車速より遅い場合、スロットルやブレーキの制御を行い減速。前走車の急ブレーキや割り込みなどで減速しきれない場合は、警告音と表示でドライバーの操作(ブレーキ等)を促します。

追従制御(前走車に追従)

前走車の車速変化に合わせて、設定した車間になるよう追従。(車速の上限は設定車速まで)

加速制御(前走車離脱)

自車線の前走車が車線変更した場合は、
設定車速までゆるやかに加速し、定速走行に戻ります。


■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「装備一覧」「主要諸元」をご覧ください。

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