2015年8月発表 2017年1月終了モデル
この情報は2017年1月現在のものです。
Photo:α・Master label ボディカラーはプレミアムホワイト・パールⅡ
運転の楽しさに正面から挑んだハイブリッドカー。
その稀有な個性を全身で明快に表現し、佇む姿から心を
昂ぶらせる形をつくりたい。そして何よりもその存在を
インパクト強く主張する形をつくりたい。
猛々しさではなく、あくまで伸びやかで品格のある
力強さ。まるで翼を広げたような形を主題に、
線を描いた。
低い全高と重心。短い全長とホイールベース。広いトレッド。走行安定性や操縦性に対して有利に
働く要素を骨格から備え、リアトレッドの拡大で走りの資質とスタイルをより磨いた。
表情を大きく左右する眼元に、CR-Zらしい走りへの
意志と新しさを象徴させたい。そう考え、第三世代で
一新したヘッドライト。点灯の瞬間から最大光量を放ち、
トンネルのような突然暗くなる場所や、夜間などでの
安心感を高めるLEDを光源に採用。
そして、このLEDで前方を直接照射するのではなく、
リフレクターで反射させることでライトの面全体を
光らせるインラインタイプに。これにより、ワイド感を
強調してCR-Zの存在感を強めたうえ、厚みを薄くして
一層切れ上がる角度とし、シャープな印象も高めた。
グリルをエッジの効いた八角形としながら拡大し、押し出し感を強調、その両サイドを
深くえぐった中に、ガンメタリック塗装を施した翼形状のモールを貫通させ、躍動感を強調した。
リアバンパーも彫刻的な立体とし、ディフューザーを貫通する翼形状のモールで低重心と躍動感を強調。また、低重心を
サイドビューでも際立たせるサイドシルガーニッシュを装備。
スポークを、空気を切り裂くようなブレード形状と
したアルミホイール。ブレーキのディスクと
キャリパーも拡大し、足元全体で力強さを高めた。
ブレーキの一新は操作の剛性感にも寄与。
力強さと薄さを両立した高性能モーターをエンジンと一体にし、バッテリーも軽く小さいシンプルなHonda「IMA
ハイブリッド」。低いボンネットに収まるこのシステムが
なければ、CR-Zはこの世に生まれてこなかった。
筋肉が隆起したようなリアフェンダー。凹面と凸面が織りなす
ボディサイドの官能的な曲面。
生産現場とのせめぎ合いも経て実現したこだわりのボディライン。