Round09日本日本

3日目

2018年10月28日(日)

会場:Suzuka International Racing Course

ホームレースで復帰戦を飾ったモンテイロが、レース3で11位フィニッシュ

WTCRの第9戦が日本・鈴鹿サーキットで開催されました。Honda勢にとってのホームサーキットで大勢の日本人ファンが見守る中、自身にとっての復帰戦を飾ったティアゴ・モンテイロ(Boutsen Ginion Racing)は、レース3でトップ10からわずか0.2秒差の11位フィニッシュを果たしました。

チームメートのトム・コロネルもレース2、3の両レースで好走を見せました。レース2では21番グリッドから19位までポジションを上げることに成功し、レース3では14位でフィニッシュを果たしています。

ALL-INKL.COM Munnich Motorsportのヤン・エアラッシは、レース2を12番手からスタート。10周目までにポジションを上げ、最終的に9位でチェッカーを受けました。レース3でも好スタートを決めてオープニングラップに4番手から2番手に浮上し、表彰台も視野に入れたレースを展開したエアラッシでしたが、レース中盤に動力系統にトラブルを抱え、最終的に22位でレースを終えました。

チームメートのエステバン・グエリエリもレース2で好スタートを切りますが、オープニングラップでライバルと接触。これによりマシンをスピンさせ、ウォールに激突してしまいます。チームのエンジニアがすばらしい速さでマシンを修復し、レース3には11番グリッドから挑みました。レースでは好調な走りで一時6番手までポジションを上げるも、またも他車からぶつかられて後方へ沈み、最終的に19位でフィニッシュしました。

ティモ・シャイダーはレース2で16位、レース3ではポイント圏内まであと2秒差の13位でフィニッシュし、3レースすべてで完走を果たしています。

42,500人のファンが駆けつけた日本大会を終え、グエリエリは現在ポイントランキング6番手。11月にマカオ市街地サーキットで開催される最終戦へ向けて、まだチャンピオン争いに生き残っています。ALL-INKL.COM Munnich Motorsportは現在、コンストラクターズランキングで3番手につけています。

コメント

ティアゴ・モンテイロ(15位/11位)
ティアゴ・モンテイロ「なんという週末だったんでしょう! 今大会に向けて、表向きには目標は掲げていませんでしたが、すぐにトラックで競争力を発揮しなくてはいけないと密かに思っていました。チームはすばらしいマシンを仕上げてくれました。もし、予選とレース2、3が同日に開催される普段通りのスケジュールであれば、トップ10には入れていたでしょう。またレースウイークをフルに過ごすことができてすばらしい気持ちですし、結果に満足しています。2019年シーズンに向かうにあたって、最高のスタートを切ることができました」

トム・コロネル(19位/14位)
トム・コロネル「レース結果からも分かるように、私たちはレースウイークを通じていい進化を遂げることができました。マシンのハンドリング性能がかなりよくなりましたし、過去数レースに比べて、自信を持ってプッシュすることができるようになりました。ただ、予選ではまだマシンを改善する余地があると思います。このカテゴリーは非常に接戦で、わずかにタイムを改善するだけで結果が大きく変わります。予選での赤旗がなければ今日のレースを7列目からスタートできていた可能性はありますし、もしそうであれば今日の結果もよりいいものになっていたはずです」

ヤン・エアラッシ(9位/22位)
ヤン・エアラッシ「今日はマシンのハンドリングがとても優れていました。レース3でスタート直後に4番手から2番手に浮上した時点では、今日は表彰台を狙えると確信していました。残念なことに、その後、動力系統に問題を抱え、マシンを停めなくてはなりませんでしたが、モータースポーツではこうしたことはよく起こります。FP1からマシンをさらによくするべく、作業を続けてくれたチームのみんなには申し訳なく思います。今日は運が悪かったです」

エステバン・グエリエリ(25位/19位)
エステバン・グエリエリ「今日は私個人にとってもチームにとっても厳しい一日となりました。レース2ではいいスタートを切った直後に後ろからぶつかられ、ウォールに激突してしまいました。チームのメカニックがすばらしい仕事をしてくれ、レース3にも出場することができたのはよかったです。11番グリッドから挑んですぐに6番手に上がったのですが、予選と同じくまた他車にぶつかられてしまい、そこからはフロントのグリップが全く無いという状態でした。そのため、かなり後方でチェッカーを受けました。マカオでは好リザルトを獲得してシーズンを終えたいです」

ティモ・シャイダー(16位/13位)
ティモ・シャイダー「レース3は、このカテゴリーでのキャリアを振り返って最も楽しいレースでした。スタートから常にだれかとバトルしていましたし、チェッカーフラッグまでアクションが満載でしたからね。6番手を巡って多くのライバルとバトルしたのですが、セクター2まではいい走りができていたと思います。今日はタイヤを温存して、終盤にライバル勢のマシンのグリップ力が低下してから一気にポジションを上げにいく作戦でした。今日は惜しくも1.2秒差でポイントを獲得できなかったので、最終戦のマカオでは絶対に入賞を果たしたいです」

リザルト

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
112R.ハフフォルクスワーゲン1023'21.959
274P.オリオーラクプラ10+1.444
35N.ミケリスヒュンダイ10+1.938
421A.パニスアウディ10+7.685
530G.タルクィーニヒュンダイ10+8.984
631K.チェッコンアルファロメオ10+9.418
968ヤン・エアラッシHonda10+13.894
1518ティアゴ・モンテイロHonda10+18.135
1642ティモ・シャイダーHonda10+19.010
199トム・コロネル Honda10+21.176
2586エステバン・グエリエリ Honda0 -

レース3

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
130G.タルクィーニヒュンダイ1124'41.704
27A.コンテプジョー11+1.577
331K.チェッコンアルファロメオ11+2.024
425M.ベナーニ フォルクスワーゲン11+3.140
521A.パニスアウディ11+3.674
612R.ハフフォルクスワーゲン11+13.728
1118ティアゴ・モンテイロHonda11+23.259
1342ティモ・シャイダーHonda11+24.238
149トム・コロネル Honda11+24.639
1986エステバン・グエリエリ Honda11+39.948
2268ヤン・エアラッシHonda6+5Laps

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
130G.タルクィーニヒュンダイ291
248Y.ミュラー ヒュンダイ252
311T.ビョークヒュンダイ238
474P.オリオーラクプラ227
569J.カール・ベルネ アウディ216
686エステバン・グエリエリ Honda213
1168ヤン・エアラッシHonda182
1863ベンジャミン・レッスンHonda48
2115ジェームス・トンプソン Honda36
229トム・コロネル Honda24
2855マー・チンホワ Honda7

ランキング詳細

チーム
順位 チーム マシン 総合ポイント
1 BRC Racing Team ヒュンダイ 510
2 MRacing - YMR ヒュンダイ 502
3 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Honda 401
4 Sébastien Loeb Racing フォルクスワーゲン 365
5 Audi Sport Leopard Lukoil Team アウディ 352
6 Audi Sport Team Comtoyou アウディ 275
7 Campos Racing クプラ 253
8 DG Sport Competition プジョー 238
9 Comtoyou Racing アウディ 130
10 Mulsanne Srl アルファロメオ 108
11 Boutsen Ginion Racing Honda 86
12 Zengo Motorsport クプラ 29

ランキング詳細

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