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世界ツーリングカー選手権

round 10

SCHEDULE

October 11 2014, QUALIFYING Race of China 2014

中国(上海)中国(上海)

予選でミケリス選手が4番手、モンテイロ選手が6番手、タルクィーニ選手が7番手を獲得
ベナーニ選手は10番手となり、レース2ではポールポジションからスタート

2014年10月11日(土)・予選  会場:上海国際サーキット(4.603km)  天候:曇り  気温:24℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)第10戦は、中国での連戦の2戦目、上海へと舞台を移しました。前戦の北京とは対照的に、2本の長いストレートを有し、距離も4.603kmと長い上海国際サーキットは、F1グランプリも開催される近代的なコースです。この大会にあたり、性能調整の見直しが行われ、Honda Civic WTCCは前戦からウエイトハンディが10kg軽減され、20kgが課せられています。

  • ノルベルト・ミケリス選手ノルベルト・ミケリス選手
  • ノルベルト・ミケリス選手ノルベルト・ミケリス選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • メディ・ベナーニ選手メディ・ベナーニ選手

10月11日(土)の午後1時35分から行われた20分間のQ1では、まず1回目のアタックに入った「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手が1分50秒312をマークし、トップに立ちました。いったんピットに戻った「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手は、セッション後半にアタックに入ります。そしてタルクィーニ選手は1分50秒266、モンテイロ選手は1分50秒657のタイムで上位に並びました。続いて、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手が1分50秒782をマークしました。ミケリス選手は最初に出したタイムでセッションを終了。最終的にタルクィーニ選手が6番手、ミケリス選手が7番手、モンテイロ選手が8番手、ベナーニ選手が10番手となり、Honda Civic WTCCは4台そろってQ2への進出を決めました。

上位12台による10分間のQ2では、まずミケリス選手が1分49秒848をマーク。続いてモンテイロ選手が1分50秒178をマークし、タルクィーニ選手が1分50秒229、ベナーニ選手が1分50秒578で1回目のアタックを終了しました。この時点でミケリス選手が5番手、モンテイロ選手が6番手、タルクィーニ選手が7番手、ベナーニ選手は11番手です。セッション終盤にCivic WTCCの4台は再度アタックを行いました。ベナーニ選手は1分50秒528とタイムアップし10番手に上がります。ほかの3人はタイムアップを果たせず、セッションは終了しました。最終的にミケリス選手は5番手となり、Q3に進出を果たしました。モンテイロ選手は6番手、タルクィーニ選手は7番手、ベナーニ選手は10番手で予選を終えました。

上位5台が1台ずつタイムアタックを行うQ3において、ミケリス選手は1分49秒681とこれまでのベストタイムを出し、4番手を獲得しました。

12日(日)に行われる決勝レースにおいて、レース1ではミケリス選手が4番手、モンテイロ選手が6番手、タルクィーニ選手が7番手からのスタート。リバースグリッドで行われるレース2ではベナーニ選手がポールポジション、タルクィーニ選手が4番手と、Honda Civic WTCCは好ポジションからスターティングポジションを得て、今シーズン初優勝と表彰台獲得を狙います。

コメント

ノルベルト・ミケリス選手(4番手)
「レースに関してはとても自信があります。Civic WTCCは非常にいい反応をしています。ライバルとの差が小さくなることを期待していましたが、私にとってはあれが精一杯でした。2列目からのスタートなので、結果を出したいと思います」

ティアゴ・モンテイロ選手(6番手)
「私たちは進歩したと感じていますし、レースで好結果を出し、それを証明することを目標としています」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(7番手)
「Civic WTCCの開発の進歩に満足していますが、ここは高速コースなので、今日はまだ十分ではありませんでした」

メディ・ベナーニ選手(10番手)
「作戦が完ぺきにうまくいきました。プラクティスの後に大幅にセットアップを変更し、Civic WTCCは格段によくなりました。自分の腕に自信がありましたし、最後のラップで10番手を獲得できると確信していました。マシンは完ぺきでした。レース2のポールポジションを取ることができて、とても誇りに思います」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「これは、このマシンの進化が功を奏している証拠です。Civic WTCCをさらに進化させる新しいパーツを導入するので、我々は今後に自信を持っています」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「直線の長いサーキットで、エンジンがパワーを発揮してくれることを証明しました。これで一歩前進しましたし、鈴鹿でもさらに進歩できると思います」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
137J.ロペスシトロエン1'48.782
233M.キン・ハシトロエン1'48.898
31Y.ミュラーシトロエン1'49.424
45ノルベルト・ミケリスHonda1'49.681
59S.ローブシトロエン1'49.830
618ティアゴ・モンテイロHonda1'50.178
 
72ガブリエーレ・タルクィーニHonda1'50.229
1025メディ・ベナーニHonda1'50.528