モータースポーツ > 世界ツーリングカー選手権 > 第5戦 オーストリア > 決勝

世界ツーリングカー選手権

round 05

SCHEDULE

May 25 2014, RACE Race of Austria 2014

オーストリアオーストリア

レース1でモンテイロ選手が5位入賞
レース2でタルクィーニ選手が2位、モンテイロ選手が3位で、ともに表彰台を獲得

2014年5月25日(日)・決勝  会場:ザルツブルグリンク(4.241km)   天候:晴れ  気温:レース1/20℃、レース2/23℃
コースコンディション:ドライ

5月25日(日)、世界ツーリングカー選手権(WTCC)第5ラウンドの決勝レースを迎えました。ザルツブルグリンクは晴れ、気温20℃の穏やかな天候となりました。

  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)、メディ・ベナーニ選手(#25)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)、メディ・ベナーニ選手(#25)
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)
  • メディ・ベナーニ選手(#25)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)メディ・ベナーニ選手(#25)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#2)、ノルベルト・ミケリス選手(#5)
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(左)、ティアゴ・モンテイロ選手(右)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(左)、ティアゴ・モンテイロ選手(右)
  • ティアゴ・モンテイロ選手(手前)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(奥)ティアゴ・モンテイロ選手(手前)、ガブリエーレ・タルクィーニ選手(奥)
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ノルベルト・ミケリス選手(#5)ノルベルト・ミケリス選手(#5)

午前10時にスタートが切られたレース1では、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のティアゴ・モンテイロ選手が7番手、ガブリエーレ・タルクィーニ選手が10番手、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手が8番手、そして「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手は9番手からのスタートとなりました。好スタートを決めたモンテイロ選手は、ポジションを2つ上げて5番手となります。オープニングラップを終え、ベナーニ選手7番手、ミケリス選手8番手、タルクィーニ選手9番手と、それぞれ1つずつポジションを上げました。5番手のモンテイロ選手は、後続の激しいプッシュを受けながらも、ポジションを死守し続けます。5周目にタルクィーニ選手がミケリス選手をパスし、8番手に浮上しました。4台のHonda Civic WTCCは、その後も接近戦を繰り広げますが、ポジションは変わらず15周のレースを終えました。その結果、モンテイロ選手は5位、ベナーニ選手7位、タルクィーニ選手8位、ミケリス選手9位と、Honda勢の4台が入賞を果たしました。

午後1時45分からスタートしたレース2では、リバースグリッドによりタルクィーニ選手がポールポジションから、ミケリス選手2番手、ベナーニ選手3番手、モンテイロ選手4番手からのスタートでした。好スタートを切ったタルクィーニ選手とモンテイロ選手は、1〜2番手で最初のコーナーを通過しました。そしてミケリス選手とベナーニ選手が続き、Honda Civic WTCCは上位4番手までを占めてレースが始まりましたが、後続でクラッシュが発生し、レースは赤旗中断となります。

20分以上の中断を経て、レースはセーフティカーの先導で再スタートが切られました。再スタート後も上位4番手までを独占していたCivic WTCC勢ですが、5周目にベナーニ選手が、6周目にミケリス選手が、そして8周目にはモンテイロ選手が後続車にポジションを奪われました。10周が終了した時点で、コースをクリアにするため、再びセーフティカーがコースに入りました。そして13周目に再スタートが切られた直後、タルクィーニ選手も後続車にパスされ、2番手にポジションを落としました。その後、Civic WTCC勢はそれぞれのポジションを死守し、タルクィーニ選手が2位、モンテイロ選手が3位に入り表彰台を獲得。ミケリス選手が4位、ベナーニ選手は中盤の激しいバトルでポジションを落とし、8位でレースを終えています。

第5戦を終え、Hondaはマニュファクチャラーズ選手権で269ポイントを獲得し、ランキング2位となっています。ドライバーズ選手権においては、モンテイロ選手が96ポイントで4位、タルクィーニ選手が74ポイントで5位、ミケリス選手が54ポイントで9位、ベナーニ選手が36ポイントで11位となっています。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(8位/2位)
「レース1では終盤、マシンにバイブレーションが発生しました。バランスウエイトが前輪から外れたことが原因だと思います。レース2では、なんとかトップをキープしたかったのですが、成す術がありませんでした。しかし、チャンピオンシップのためにポイントを獲得できてうれしく思います」

ティアゴ・モンテイロ選手(5位/3位)
「レース1、レース2ともにスタートダッシュがうまく決まりました。タルクィーニ選手とともに表彰台に立てたことは、チームにとっても大きな成果だと思います。今回、よいセットアップを見つけることができ、とてもドライブしやすく感じました」

堀内大資 | Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「レース2ではスリップをうまく使われてしまい、優勝を逃したことはとても残念です。今回投入した高速対応のマッピングは、効果があったことを確認できました。これからも、マシンをより速くする努力を続け、勝利を目指してがんばります」

決勝リザルト

レース1
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
11Y.ミュラーシトロエン1520'56.737
24T.コロネルシボレー15+3.840
337J.ロペスシトロエン15+4.276
49S.ローブシトロエン15+5.427
518ティアゴ・モンテイロHonda15+12.403
63T.チルトンシボレー15+12.945
 
725メディ・ベナーニHonda15+13.566
82ガブリエーレ・タルクィーニHonda15+14.868
95ノルベルト・ミケリスHonda15+15.672
レース2
順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
137J.ロペスシトロエン1751'59.898
22ガブリエーレ・タルクィーニHonda17+1.683
318ティアゴ・モンテイロHonda17+2.554
45ノルベルト・ミケリスHonda17+3.651
54T.コロネルシボレー17+3.908
610G.モルビデッリシボレー17+4.466
 
825メディ・ベナーニHonda17+5.418

ポイントスタンディング

ドライバー
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1J.ロペスシトロエン179
2Y.ミュラーシトロエン138
3S.ローブシトロエン134
4ティアゴ・モンテイロHonda96
5ガブリエーレ・タルクィーニHonda74
6G.モルビデッリシボレー60
 
9ノルベルト・ミケリスHonda54
11メディ・ベナーニHonda36
マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1シトロエン412
2Honda269
3ラーダ136