Hondaは、FIA※世界ツーリングカー選手権(以下、WTCC)第9戦日本ラウンド(栃木県・ツインリンクもてぎ 9月4日決勝)に、道上龍選手が、Honda Racing Team JASより、4人目のワークスドライバーとしてスポット参戦することを決定しました。
道上選手は、全日本ツーリングカー選手権、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン、SUPER GTシリーズ(旧:全日本GT選手権)などで活躍。これらの国内最高峰レースで通算11勝、51回の表彰台、11回のポールポジションを記録し、2000年に全日本GT選手権の年間チャンピオンになった、日本を代表するドライバーです。
また、レーシングチーム「ドラゴ・コルセ」を結成し、2014年からスーパーフォーミュラシリーズ、15年からはSUPER GTシリーズで監督を務めています。
道上龍選手のコメント
「昨年発売された『シビック TYPE R』の開発に携わっていたこともあり、WTCCの情報はずっと見ていました。先週、バルセロナでテストをするチャンスがあり、そのときは『シビックWTCC』でレースができたらおもしろそうだなと思っていましたが、こんなに早くそのクルマでレースができるとは、思ってもみませんでした。自分のキャリアのすべてを注ぎ、全力でもてぎでのレースに挑みたいと思っています。HondaとJASモータースポーツは、すばらしいチャンスを与えてくれました。バルセロナのテストでは、非常に感触の良い、速いクルマだったので、もてぎまでに準備を完ぺきにしてレースを迎えたいと思います」
堀内大資 シビック WTCC開発プロジェクトリーダーのコメント
「ホームレースで、スポット参戦とはいえ日本人ドライバーにドライブしてもらうことができ、非常にうれしいです。長年Hondaのクルマに乗っている道上選手なので、バルセロナテストでは、すぐにFF車の特性に合わせた感覚を取り戻してくれて、レギュラードライバーのハフやモンテイロと遜色のない走りを見せてくれました。もてぎラウンドまであまり時間はありませんが、JASモータースポーツと協力し、全力でサポートしていきます。日本のファンの皆さまにいい走りを見せてくれることを期待しています」
※FIAとは、Federation Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称