MX2クラスでは、前戦インドネシア大会で8週間ぶりにカムバックしたばかりのカルバン・ファランデレン(Team HRC)が注目されましたが、今大会アジアでは早くも総合3位(5位/3位)となり、ポディウム登壇を果たしました。
MX2のレース1では、イン寄り7番目のゲートからスタートしたファランデレンが、オープニングラップを8番手でクリアしました。コースには砂塵が舞う部分と、撒水で滑りやすいセクションが混在し、慎重なライディングが求められる状況でした。結果はホールショットのトーマス・キエール・オルセン(ハスクバーナ)をかわした、ホルヘ・プラド(KTM)が優勝。ファランデレンは、前走者の転倒や自力のオーバーテイクなどにより、5位でフィニッシュしました。
レース2では、ヘンリー・ヤコービ(カワサキ)がホールショット。1コーナーでは多重クラッシュが発生しましたが、ファランデレンは脇をすり抜け4番手につけました。レースの主導権は早々とプラドが握りましたが、ファランデレンはトム・ヴィアーレ(KTM)、マキシム・ルノー(ヤマハ)を相手に三つ巴のバトルを展開。12周目には2番手に浮上したファランデレンでしたが、直後にルノーに先行され、3位でチェッカーを受けました。この結果、総合3位(5位/3位)となったファランデレンが、今シーズン初めてとなる表彰台に立ちました。
カルバン・ファランデレン(MX2 5位/3位 総合3位)
「ある種この表彰台は驚きですが、その一方で今年は十分好調で乗れていたので、ポディウムに立つのは当然のような気もします。ご存じのように負傷欠場からカムバックしたばかりの2戦目なので、スピード的にも体力的にもまだ向上できる余地があると感じていますが、いずれにしても今回はよくやったと思います。昨日は少し抑えてスタミナを温存しておいたので、おかげで今日はもっといい走りができました。2レースとも攻め続けることができたのは、先週は無理だったことですし、1週間でこれだけ上達できたので、あとはビルドアップを続けるだけです。両レースとも上位グループでいいバトルができましたし、とても楽しい週末でした」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 61 | J.プラド | KTM | 18 | 35'45.473 |
2 | 28 | T.ヴィアーレ | KTM | 18 | +11.411 |
3 | 19 | T.オルセン | ハスクバーナ | 18 | +14.405 |
4 | 14 | J.ビートン | ハスクバーナ | 18 | +16.869 |
5 | 10 | カルバン・ファランデレン | ![]() | 18 | +21.914 |
6 | 172 | マシス・ボワラメ | ![]() | 18 | +25.846 |
11 | 32 | ブレント・ファン・ドニンク | ![]() | 18 | +59.664 |
16 | 101 | ザッカリー・ピション | ![]() | 18 | +1'33.976 |
17 | 325 | デルヴィントル・アルファリジ | ![]() | 17 | +1Lap |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 61 | J.プラド | KTM | 17 | 34'45.752 |
2 | 959 | M.ルノー | ヤマハ | 17 | +03.916 |
3 | 10 | カルバン・ファランデレン | ![]() | 17 | +07.887 |
4 | 28 | T.ヴィアーレ | KTM | 17 | +11.826 |
5 | 32 | ブレント・ファン・ドニンク | ![]() | 17 | +13.925 |
6 | 193 | J.ゲールツ | ヤマハ | 17 | +14.813 |
8 | 172 | マシス・ボワラメ | ![]() | 17 | +42.207 |
12 | 101 | ザッカリー・ピション | ![]() | 17 | +1'06.268 |
14 | 325 | デルヴィントル・アルファリジ | ![]() | 16 | +1Lap |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 61 | J.プラド | KTM | 544 |
2 | 19 | T.オルセン | ハスクバーナ | 466 |
3 | 28 | T.ヴィアーレ | KTM | 366 |
4 | 193 | J.ゲールツ | ヤマハ | 360 |
5 | 29 | H.ヤコービ | カワサキ | 335 |
6 | 919 | B.ワトソン | ヤマハ | 246 |
8 | 43 | ミッチェル・エバンス | ![]() | 228 |
12 | 172 | マシス・ボワラメ | ![]() | 197 |
13 | 10 | カルバン・ファランデレン | ![]() | 184 |
16 | 32 | ブレント・ファン・ドニンク | ![]() | 146 |
24 | 101 | ザッカリー・ピション | ![]() | 57 |
38 | 200 | フィリッポ・ゾンタ | ![]() | 5 |
順位 | マニュファクチャラー | 総合ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 582 |
2 | ハスクバーナ | 479 |
3 | ヤマハ | 445 |
4 | ![]() | 390 |
5 | カワサキ | 367 |