MX2クラスには昨年同様、CRF250RWを走らせるカルバン・ファランデレン(Team HRC)が参戦します。タイムドプラクティス6番手、予選レース5位と徐々に調子を上げてきたファランデレンは、ポディウム登壇を視野に入れ、決勝日を迎えました。

レース1では最もイン側のグリッドを選んだファランデレンでしたが、1周目のオーダーはホルヘ・プラド(KTM)、トム・ヴィアーレ(KTM)、ヘンリー・ヤコービ(カワサキ)、ヤーゴ・ゲールツ(ヤマハ)に次ぐ5番手でした。ファランデレンは3周目にゲールツをかわして4番手に浮上。そのあとトーマス・キエール・オルセン(ハスクバーナ)に先行を許しましたが、ファランデレンはペースが衰えたビアルをパスして4番手に復帰。終盤はヤコービと接近戦を演じた末、4位でチェッカーを受けました。

レース2ではホールショットのプラドに続き、ミッチェル・エバンス(Honda 114 Motorsports)が2番手につけました。ファランデレンは2周目にベン・ワトソン(ヤマハ)を抜き、4番手のポジションを確保。レース中盤にプラド、オルセン、エバンス、ファランデレンというオーダーが固まり、次第に間隔が広がっていきました。ファランデレンは終盤になると単独走行のまま4位フィニッシュ。この結果、総合では同ポイントとなりましたが、エバンスが総合3位(5位/3位)、ファランデレンは総合4位(4位/4位)で惜しくもポディウムを逃しました。