MX2クラスでは、ニューマシンCRF250RWを駆るカルバン・ファランデレン(Team HRC)が、調子を上げてきています。土曜日にはタイムドプラクティスで1位、予選レースで3位となりました。トイッチェンタールはスターティンググリッドの位置によって、有利と不利がはっきり分かれるコースレイアウトなので、予選での好成績は不可欠なものでした。

レース1ではパウルス・ジョナス(KTM)、ホルヘ・プラド(KTM)に次いで、ファランデレンが3番手につけました。背後をマークするベン・ワトソン(ヤマハ)を含めたトップ4台は、僅差のままバトルを繰り広げました。終盤にスパートしたファランデレンは、プラドを追い詰めましたが、逆転には至らず3位でフィニッシュ。総合入賞への期待を募らせました。

レース2は1周目6番手から追い上げる展開になりました。ファランデレンは5周目にはトーマス・オルセン(ハスクバーナ)らを抜いて4番手に浮上。その後はヘンリー・ヤコービ(ハスクバーナ)を攻略し、12周目には3番手まで躍進しました。前を行くプラド、ジョナスには追撃が届かず、3位でゴールしたファランデレンですが、総合3位に入賞。ニューマシンCRF250RWに、初めてのポディウムをもたらしました。