Round06ロシアロシア

MXGP 決勝

2018年5月1日(火)

オリョーノク

ガイザーがオーバーオール5位をゲット

モトクロス世界選手権第6戦が、ロシアのオリョーノクで行われました。初めてMXGPが誘致された昨年は6月の開催でしたが、今年は当地での祝日に合わせ、4月30日(月)~5月1日(火)という変則的なスケジュールが採用されました。

オリョーノクは、2014年に冬季オリンピック会場となったソチから近く、黒海に臨む青少年キャンプ施設に隣接しているコースです。自然の地形を生かしたアップダウンに富むレイアウトで、幅広いコース路面はハードパックとなっています。今年は予選日、決勝日ともに温暖な晴天に恵まれ、ベストコンディションで開催されました。

Team HRCのライダーは、ティム・ガイザーもカルバン・ファランデレン(MX2クラス)も昨年のロシアGPを負傷欠場しているので、当地を走るのは今回が初めてとなります。

ガイザーは予選レースで14番手だったため、あまり有利なゲートピックが得られませんでしたが、レース1のスタートでは7番手につけました。周回が進むにつれてトップ3からは後れを取ったものの、ガイザーはセカンドグループの中でゴーティエ・ポーリン(ハスクバーナ)、ジェレミー・バン・ホービーク(ヤマハ)らと競り合い、5位でフィニッシュしました。

レース2ではガイザーが好スタートを決めて、オープニングラップを3番手でクリアしました。先行するジェフリー・ハーリングス(KTM)、クレモン・デサール(カワサキ)との差はレース1ほど開かず、ガイザーはチャンスをうかがっていました。終盤になるとロマン・フェーヴル(ヤマハ)に追撃され、ラスト2周からポジションを入れ換えるバトルになりましたが、最終ラップにパスされたガイザーは4位でチェッカーを受けました。

コメント

ティム・ガイザー(MXGP 5位/4位 総合5位)ティム・ガイザー 「率直に言って本当にがっかりしています。レース2の残り半周という局面で3番手争いに敗れたので……。でも、それがモトクロスです。辛いときもありますが、自分自身を取り戻して前に進むことが大事です。とにかくスピードがあったことは確かなので、あとはもう少し体力をつけるだけです。とは言うものの、着々と本来のポジションに向かって調子が戻ってきているので、感触は良好です。マシンは完ぺきでしたし、チームに対して心から感謝しています。初めて訪れるモトクロス場でしたが、とても気に入りました。観客は最高で、コースも楽しかったので、素晴らしいグランプリとなりました」

MXGP リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
125C.デサールカワサキ2033'30.843
2222A.カイローリKTM20+1.512
384J.ハーリングスKTM20+3.489
421G.ポーリンハスクバーナ20+25.944
5243ティム・ガイザーHonda20+34.132
689J.バン・ホービークヤマハ20+39.081
1027アルミナス・ヤシコニスHonda20+55.876
17152ピーター・ペトロフHonda20+1'33.347

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
184J.ハーリングスKTM2033'53.627
225C.デサールカワサキ20+5.066
3461R.フェーヴル ヤマハ20+15.098
4243ティム・ガイザーHonda20+17.458
5222A.カイローリKTM20+19.176
621G.ポーリンハスクバーナ20+20.912
1327アルミナス・ヤシコニスHonda20+1'12.885
24152ピーター・ペトロフHonda14+6Laps

MXGP ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
184J.ハーリングスKTM286
2222A.カイローリKTM263
325C.デサールカワサキ212
4461R.フェーヴル ヤマハ203
521G.ポーリンハスクバーナ180
6259G.コルデンホフKTM152
8243ティム・ガイザーHonda147
1327アルミナス・ヤシコニスHonda77
22152ピーター・ペトロフHonda22
2828ヘトロ・サラサールHonda5

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1KTM297
2カワサキ223
3ヤマハ212
4ハスクバーナ188
5Honda162
6TM104
7スズキ87

ランキング詳細

フォトギャラリー

ニュース