Team HRCのMX2クラスは、前戦に続いてミケーレ・セルベリンが負傷欠場を強いられたため、ジェッド・ビートンが代役を務めることになりました。ビートンは併催クラスのEMX250に出場する予定でしたが、所属チームのカーグラス・ホンダからリリースされ、Team HRCのファクトリーマシンに乗りました。

MX2クラスにスポット参戦した際のビートンの成績は、第13戦チェコ=14位/9位、第14戦ベルギー=26位/28位、第18戦オランダ=14位/14位。ハードパックのチェコでシングルフィニッシュを得ていただけに、今大会にも大きな期待が寄せられました。

ニューマシンのCRF250RWに乗るのは、前戦に続いて2度目でしたが、ビートンはレース1のスタートから好位置につけました。序盤4番手から、中盤にポジションアップした3位の座を保ってフィニッシュ。新型マシンをトップ3に導きました。

レース2ではスタート5番手から、中盤4番手に躍進。ビートンはジェレミー・シーワー(スズキ)、パウルス・ヨナス(KTM)を相手に、三つ巴の3位争いを繰り広げました。最終的にシーワーの転倒もあって、4位でフィニッシュしたビートンは、総合3位を獲得。2018年型CRF250RWをポディウムに登壇させる快挙を達成しました。