オランダ人ライダー、ラーズ・ヴァン・バーケルのスポット参戦を終え、今回からまた孤軍奮闘となるミケーレ・セルベリン(Team HRC)。サンドコースが続いたオランダとラトビアでは、思わぬ苦戦を強いられましたが、今大会のドイツとフランスはハードパックの連戦になるので、セルベリンの走りには躍動感が満ちていました。

予選レースを4番手で通過したセルベリンは、決勝レース1で自身初の2番手スタートを決めました。中盤に差しかかるころには腕上がりでペースが衰えましたが、これまでのベストフィニッシュに並ぶ6位でチェッカーを受けました。

レース2でのスタートは、同様にはいきませんでしたが、セルベリンは1コーナーを4番手でクリア。その後は6番手をキープしていましたが、終盤になってミスによるポジションダウンがあり、8位でフィニッシュ。この結果、総合7位を得ました。

今大会は得意のハードパックでしたが、土曜未明の雨が災いしわだちの多い路面でした。次戦フランスでドライコンディションが実現すれば、セルベリンのさらなる活躍が期待できそうです。