MX2クラスでは、地元出身のライダーであるミケーレ・セルベリン(Team HRC)が、土曜の予選レースで4位に入り、自己ベストを更新しました。普段よりもハードパックで滑りやすいコンディションだったにもかかわらず、地の利を生かしたライディングを披露。表彰台を期待させる走りに、地元ファンの声援はヒートアップしました。

決勝でもセルベリンの勢いは衰えず、レース1では7番手からアタックを開始すると、7周目には5番手までポジションを上げました。後半になって他車のペースが落ちるころになると、ベストラップをマーク。彼らしいガッツあふれるスタイルを貫き、終盤にトーマス・コビントン(ハスクバーナ)のスパートを退け、6位でチェッカーを受けました。

レース2でのセルベリンは、オープニングラップから混戦に巻き込まれ、2度の転倒によって最後尾からの追い上げを強いられました。必死にばん回を試みるも、パッシングポイントが少なく、力量が近いライダーとの間にタイム差があまりなかったため、23位まで浮上したところでチェッカーとなりました。

レース2ではノーポイントとなったセルベリンですが、今大会終了時点で、ランキング10位につけています。