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オランダ NETHERLANDS
オランダ
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ROUND
#15
SEPTEMBER 02, 2007
リザルト ポイント

ド・ディッカーがランキング5位でシーズンを終える

第15戦 オランダ
2007年9月2日(日)・決勝
開催地:リーロップ
天候:曇り
気温:12℃
観客:3万6000人(週末通算)

モトクロス世界選手権(WMX)最終戦が'07年9月2日にオランダのリーロップで行われた。CRF450Rに乗るケン・ド・ディッカー(CAS Honda)が両レースで4位に入り、総合順位でも4位となった。その結果、ド・ディッカーはランキング5位でシーズンを終えた。

第15戦 オランダ

過去3年間、ステファン・エバーツ(ヤマハ)がタイトルを獲得していたが、今年のワールドチャンピオンとなったのはスティーブ・ラモン(スズキ)だった。終盤までランキングトップにつけていたジョシュア・コピンズ(ヤマハ)は、鎖骨骨折により欠場が続いたため、ランキング3位でシーズンを終えた。

今回総合優勝したのはケビン・ストリボス(スズキ)。2位にはマーク・ド・ルーバー(ヤマハ)が入り、3位がラモンだった。

工業都市アイントホーフェンから10kmのところにあるサンドコースのリーロップは、最終戦の週末は曇りで肌寒かったが、3万6000人の観客が集まった。リーロップは2004年にモトクロス・オブ・ネイションズが開催された場所で、'04年以来MX1とMX2が行われている。

コースには複数のレーシングラインがあったため、観客にとっては面白いレースとなったが、ライダーにとっては体力的にハードで、マシンにとっても過酷なレースとなった。コースは荒れたサンド路面だったため、少しでもミスを犯すと取り返すのが困難になり、ライダーたちはペースを上げたり、落としたりしながら体力消耗を防いでいた。

ド・ディッカーは両レースとも単独で4位。ウオームアップのときにクラッシュしたド・ディッカーは、スターティングゲートに並んだ時点で身体中が痛んでいたが、レース1の序盤ではトップグループのライダーと競っていた。今シーズン、ランキング5位に入ったド・ディッカーは、2回表彰台に上がり、GP初優勝も達成している。

ド・ディッカーのチームメート、マイク・ブラウンは、初めてリーロップにやってきたが、このコースは今まで見た中で一番荒れたコースだと語っていた。ブラウンは、レース1で15位でフィニッシュしたが、もう少しで周回遅れになるところだった。

レース2に向けて、ブレーキのセッティングを変えたブラウンは10位に入り、総合11位で最終戦を終えた。ブラウンは今シーズン2回表彰台に上がり、日本GPではレース2で優勝している。全30レース中、ブラウンがリタイアしたのはアイルランドでメカニカルトラブルに見舞われたときだけだった。

土曜日にMartin Hondaと'08年に関して一年間の契約を更新したジュリアン・ビルもサンドコースで苦戦した。レース1では2回転倒してリタイアし、レース2では21位に終わったため、ポイントを獲得できなかった。シーズン途中からMartin Hondaに加わったビルは、すぐに頭角を現すようになった。ビルはランキング15位でシーズンを終えたが、10レース連続でトップ10入りを果たしている。

3週間後にアメリカのワシントンDCにあるバッズクリーク・サーキットで行われる第61回モトクロス・オブ・ネイションズに、ド・ディッカー(ベルギー)とビル(スイス)はそれぞれの国の代表として出場する。また、イギリス選手権のタイトル防衛に挑むド・ディッカーは、2週間後にポントリアスで行われる最終戦に出場する。

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COMMENT

コメント

Ken de Dycker ケン・ド・ディッカー(4位/4位 総合4位)
  「今日は悪くなかった。土曜日の計時予選までは問題なかったのだけれど、ウオームアップでクラッシュして、レース中はずっと身体が痛かった。でも、スタートは両レースとも悪くなかった。今日は両レースとも単独走行した。あまりハードにプッシュすると、このコースは足をすくわれるからだ。両レース4位というのは悪くない。今シーズンは悪くなかった。去年も表彰台に上がったのは2回だったけど、今年は優勝している。Hondaに乗るようになってこれで4年目だけれど、とてもいい関係を保っている。Hondaに乗ることができて感謝している」
Mike Brown マイク・ブラウン(15位/10位 総合11位)
「最終戦の結果としてはよくないけれど、ここのコースを走ったのは初めてだったからね。ここは今まで僕が走った中で一番荒れたコースだ。レース1ではセッティングを間違えてしまったので、アマチュアのような走りをしたけど、メカニックががんばってくれたのでレース2ではずっとよくなった。周回を重ねれば重ねるほどコースにも慣れてきた。ランキング7位というのはとてもいいと思っている。今年はコンスタントに成績を残すことができた。同じアプローチを採ったラモンは世界チャンピオンになっている。とにかくリタイアするのだけは避けようと思っていたんだ」
Julien Bill ジュリアン・ビル(29位/21位 総合27位)
「今回はとても厳しかった。サンドコースは1年ぶりだったので、大変だった。ここは特別なコースで、ここでいい成績を残すためにはトレーニングしなくてはいけない。ほかのライダーにどんどん置いていかれてしまったけれど、いろいろ学ぶことも多かった。今日の結果は悪かったけれど、チームと契約を更新してもらえてとてもうれしい。2008年に向けて完ぺきに準備しておきたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

MX1:レース1
ROUND
#15
SEPTEMBER 02, 2007
順位 No. ライダー マシン タイム
1 2 K.ストリボス スズキ 40:12.396 -
2 11 S.ラモン スズキ 40:23.634 +0:11.238
3 14 M.ド・ルーバー ヤマハ 40:31.826 +0:19.430
4 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:52.327 +0:39.931
5 211 B.マッケンジー カワサキ 41:04.542 +0:52.146
6 8 M.プリエム TM 41:10.500 +0:58.104
10 16 J.ノーブル Honda 41:32.843 +1:20.447
11 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:40.355 +1:27.959
14 24 P.ルネ Honda 42:18.457 +2:06.061
15 4 マイク・ブラウン Honda 42:21.140 +2:08.744
24 33 C.クーロン Honda 41:01.543 +2Laps
25 199 T.ポティセク Honda 30:30.741 +5Laps
29 29 ジュリアン・ビル Honda 9:57.689 +14Laps
30 26 M.コバライネン Honda 4:56.121 +16Laps
MX1:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 14 M.ド・ルーバー ヤマハ 41:27.025 -
2 2 K.ストリボス スズキ 41:32.730 +0:05.705
3 11 S.ラモン スズキ 42:16.527 +0:49.502
4 9 ケン・ド・ディッカー Honda 42:29.281 +1:02.256
5 211 B.マッケンジー カワサキ 42:32.194 +1:05.169
6 8 M.プリエム TM 42:54.405 +1:27.380
8 75 M.ヴァン・ダエル Honda 42:56.464 +1:29.439
10 4 マイク・ブラウン Honda 43:39.407 +2:12.382
13 16 J.ノーブル Honda 41:48.384 +1Lap
21 29 ジュリアン・ビル Honda 42:10.961 +2Laps
22 33 C.クーロン Honda 42:25.121 +2Laps
23 24 P.ルネ Honda 29:39.366 +6Laps
25 199 T.ポティセク Honda 21:33.497 +11Laps
28 26 M.コバライネン Honda 15:36.670 +12Laps
MX2:レース1
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 39:35.785 -
2 14 G.スワニプール カワサキ 39:40.775 +0:04.990
3 12 K.グンデルセン ヤマハ 40:17.084 +0:41.299
4 101 T.サール KTM 40:17.617 +0:41.832
5 17 M.セイストラ Honda 40:41.901 +1:06.116
6 27 M.シファー KTM 40:46.623 +1:10.838
23 158 M.カーロ Honda 39:47.397 +1Lap
MX2:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 42:13.317 -
2 80 E.エッゲンス スズキ 42:18.341 +0:05.024
3 10 R.ゴンサルベス KTM 42:21.251 +0:07.934
4 14 G.スワニプール カワサキ 42:22.031 +0:08.714
5 131 N.オービン ヤマハ 42:42.719 +0:29.402
6 121 X.ボーグ ヤマハ 43:23.937 +1:10.620
23 158 M.カーロ Honda 37:09.227 +4Laps
29 17 M.セイストラ Honda 7:00.336 +15Laps
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ポイントランキング

ライダー:MX1
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 S.ラモン スズキ 508
2 K.ストリボス スズキ 475
3 J.コピンズ ヤマハ 452
4 S.ポールセル カワサキ 439
5 ケン・ド・ディッカー Honda 421
6 Da.フィリッパーツ KTM 419
7 マイク・ブラウン Honda 361
11 J.ノーブル Honda 270
15 ジュリアン・ビル Honda 199
16 M.ヴァン・ダエル Honda 187
17 P.ルネ Honda 157
21 G.クロッカード Honda 102
26 J.バンニ Honda 42
30 熱田孝高 Honda 29
31 C.クーロン Honda 29
35 アントン・メオ Honda 14
36 M.コバライネン Honda 13
37 E.レメス Honda 9
39 B.バーホーベン Honda 9
40 増田一将 Honda 8
47 N.ブラッドショー Honda 3
48 M.カドレチェク Honda 3
51 P.ゴンサルベス Honda 2
54 W.スミス Honda 1
58 小方誠 Honda 0
61 高濱龍一郎 Honda 0
64 M.ミシェック Honda 0
70 T.ポティセク Honda 0
73 沼田誠司 Honda 0
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マニュファクチャラー:MX1
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 スズキ 618
2 ヤマハ 587
3 カワサキ 557
4 KTM 540
5 Honda 539
6 TM 204
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ライダー:MX2
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.カイローリ ヤマハ 660
2 T.サール KTM 510
3 C.ポールセル カワサキ 436
4 T.ラトレー KTM 371
5

G.スワニプール

カワサキ 364
6 N.オービン ヤマハ 358
7 パスカル・ルーレ Honda 320
8 M.セイストラ Honda 276
28

G.ポーリン

Honda 62
42

平田優

Honda 6
53 M.カーロ Honda 1
56 E.レメス Honda 0
58 De.フィリッパーツ Honda 0
65

中堀敏宏

Honda 0
69 P.バートゥーゾ Honda 0
70 R.ミルズ Honda 0
71 D.ディルクス Honda 0
76 深谷広一 Honda 0
80 M.コート Honda 0
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マニュファクチャラー:MX2
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 721
2 KTM 620
3 カワサキ 563
4 Honda 440
5 スズキ 271
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