HONDA The Power of Dreams

シーズンを通して安定感を見せたK.ド・ディッカー
35歳のM.ブラウンはベテランの力を発揮！

昨シーズン移籍1年目でランキング4位に入り、今シーズンはさらなる上位躍進を狙うケン・ド・ディッカー(#9)は、オランダでの開幕戦、スペインでの第2戦を連続して総合6位という滑り出しを見せた。ド・ディッカーのチームメートで、今年加入したベテランのマイク・ブラウン(#4)は開幕戦10位、第3戦6位。菅生で開催された第6戦日本GPでは、レース2で優勝して総合でも2位を獲得した。モトクロスでの優勝は、2005年のAMAナショナルモトクロス・レッドバド戦以来、世界選手権での優勝は2000年にガイルドルフで行われたドイツGP以来となった。また、35歳のベテランは、南アフリカからイタリアに開催地が変更された第10戦でも、総合3位で表彰台を獲得した。
　
一方、日本GPのレースではマシントラブルの影響もあり振るわなかったド・ディッカーだったが、第9戦のスウェーデンGPではレース1でクラス初優勝、レース2でも2位に入り、総合優勝を果たした。第14戦イギリスGPでも総合3位となり2度目の表彰台を獲得。終盤は安定したレースを展開したが、今シーズンはランキング総合5位でシーズンを終えることとなった。ブラウンは世界選手権復帰1年目でランキング7位と健闘した。故障の治療のために戦線を離脱したアントン・メオ(#28)に代わってシーズン半ばからMartin Hondaに加わったジュリアン・ビル(#29)は、最高で総合5位ながらもコンスタントにポイントを獲得する活躍を見せた。

また、MX2クラスでは、パスカル・ルーレ(#47)が終盤のレースを欠場したものの、ポイントランキング7位でシーズンを終えた。

第9戦スウェーデンGPで総合優勝したド・ディッカーは今シーズン安定したパフォーマンスを見せた