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ROUND
#14
AUGUST 26, 2007
第14戦 イギリス
リザルト ポイント

ド・ディッカーが総合3位表彰台を獲得

第14戦 イギリス
2007年8月26日(日)・決勝
開催地:ドニントンパーク
天候:曇り
気温:21℃
観客:2万8000人(週末通算)

モトクロス世界選手権(WMX)第14戦が'07年8月26日にイギリスのドニントンパークで行われ、CRF450Rに乗るケン・ド・ディッカー(CAS Honda)がレース1とレース2で3位に入り、総合3位で第9戦スウェーデン以来となる今季2度目の表彰台に上がった。

第14戦 イギリス

MotoGPも行われるドニントンパークのインフィールドに新設されたモトクロス・コースは、いくつかのジャンプを含んだ面白いレイアウトとなっていた。路面は硬く、ロッキーな部分やわだちの深い部分もあった。

先週行われた北アイルランドGPでクラッシュして背中を痛めたド・ディッカーは、まだ痛みを感じていたが、レース1では中番手から追い上げ、チームメートのマイク・ブラウンを抜いて3位でフィニッシュした。

レース2では、ド・ディッカーは右足のブーツのストラップが外れてしまうアクシデントに見舞われ、一時は10位まで順位を落としたが、3位までばん回した。その後、セバスチャン・ポールセル(カワサキ)が追いついてきてバトルとなったが、ポーセルの転倒もあり3位でフィニッシュ。今季10回目のトップ3入りを果たした。

レース1で4位に入ったブラウンは、今回は従来と異なる作戦を選んだ。腕上がりにより後半で順位を落とすのを防ぐために、これまでのようにホールショットを狙って先行で逃げるのとは異なる作戦を採った。その結果、レース2で6位に入ったブラウンは、総合5位に入った。

ジュリアン・ビル(Martin Honda)はレース1ではスタートに失敗。さらに今回のコースはオーバーテークが難しかったため、9位まで順位を上げるのが精一杯だった。レース2でも10位に終わったビルだが、過去5戦は常にトップ10入りを果たしている。

地元のジェームス・ノーブル(Multiek Honda)は両レースで12位、総合10位に終わり落胆していた。モトクロス・オブ・ネイションズのイギリス代表チームのメンバーに選ばれているノーブルは、レース2では序盤トップグループにつけていたが、いくつかの小さなミスが重なって順位を落とした。

レース1で優勝したのはケビン・ストリボス(スズキ)。レース2ではアントニオ・カイローリ(ヤマハ)が優勝した。これまでランキングトップにつけていたジョシュア・コピンズ(ヤマハ)は左鎖骨を骨折して以来、欠場を続けていたが、今回から復帰を果たした。しかし、レース1での14位がベストの結果となり、ランキングでも、スティーブ・ラモン(スズキ)にトップの座を奪われている。

14戦を終えてランキングトップはラモン(466ポイント)。ド・ディッカー(385ポイント)はランキング6位で、ブラウンは8位(344ポイント)、ノーブルは11位(251ポイント)、ビルは13位(199ポイント)となっている。

第15戦(最終戦)は9月2日にオランダのリーロップで行われる。

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COMMENT

コメント

Ken de Dycker ケン・ド・ディッカー(3位/3位 総合3位)
  「今回は調子がよくて、ずっとトップの近くにいることができた。先週、北アイルランドでクラッシュしたから、木曜日までまともに歩くことができなかった。まだ背中は痛むけど、2レース無事に走り終えることができてよかった。レース1で後方から追い上げるのにエネルギーを使い果たしてしまったため、レース2の終盤は疲れ果てていた。ストリボスとポールセルはとてもいい走りをしていたので、僕はただ表彰台を目指してがんばった」
Mike Brown マイク・ブラウン(4位/6位 総合5位)
「今日は悪くなかった。ホールショットを狙わなければ、腕が上がらないだろうと考えていたのだけれど、それでもスタートは悪くなかった。そのあとは全力を尽くした。最初のうちはライン取りがうまくいかなくて、前にいるライダーに離されてしまった。ド・ディッカーに抜かれてしばらく同じペースで走ったけれど、差は縮まらなかった。コースは悪くなかったけれど、散水しすぎたようで、ラインが1本しかない場所が数カ所あった。大きなジャンプもいくつかあり、初めて使用するコースとしては悪くなかった」
Julien Bill ジュリアン・ビル(9位/10位 総合9位)
「コースはとてもよかったけれど、バンピーだった。ほとんどすべてのコーナーでラインが1本しかなかったので、オーバーテークは難しかった。レース1ではスタートに失敗したけど、その後追い上げることができた。でも、トップグループには追いつかなかった。レース2の方がスタートはよかったけど、それでもトップグループには入れなかった。もう僕はトップ10入りでは満足できない。トップ5に入れなくてはうれしくない。シーズンオフにしっかりトレーニングして、来年に備えるよ」
James Noble ジェームス・ノーブル(12位/12位 総合10位)
「今回の結果には少しがっかりしている。レース1では9番手につけていて、さらにポジションを上げようとしていたら、後ろから誰かが迫ってきた。僕が自分のペースを上げようとすればするほど、逆に遅くなっていったんだ。レース2ではスタートがよかったけど、ミスが重なって一時は14位にまで落ちてしまった。そこから2つ順位を上げて12位になったのだけど、今回は地元だからもう少しいい成績を残したかった」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

MX1:レース1
ROUND
#14
AUGUST 26, 2007
順位 No. ライダー マシン タイム
1 2 K.ストリボス スズキ 39:51.315 -
2 222 A.カイローリ ヤマハ 40:00.509 +0:09.194
3 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:07.621 +0:16.306
4 4 マイク・ブラウン Honda 40:10.269 +0:18.954
5 5 T.レオク カワサキ 40:24.988 +0:33.673
6 11 S.ラモン スズキ 40:28.708 +0:37.393
9 29 ジュリアン・ビル Honda 40:40.226 +0:48.911
12 16 J.ノーブル Honda 40:54.512 +1:03.197
13 24 P.ルネ Honda 40:57.061 +1:05.746
16 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:01.870 +1:10.555
20 73 W.スミス Honda 41:38.517 +1:47.202
21 74 N.ブラッドショー Honda 41:52.977 +2:01.662
MX1:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 40:10.950 -
2 2 K.ストリボス スズキ 40:13.434 +0:02.484
3 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:34.147 +0:23.197
4 11 S.ラモン スズキ 40:37.243 +0:26.293
5 5 T.レオク カワサキ 40:40.543 +0:29.593
6 4 マイク・ブラウン Honda 40:43.867 +0:32.917
10 29 ジュリアン・ビル Honda 40:58.789 +0:47.839
11 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:22.555 +1:11.605
12 16 J.ノーブル Honda 41:28.796 +1:17.846
15 24 P.ルネ Honda 41:52.195 +1:41.245
21 74 N.ブラッドショー Honda 40:15.097 +1Lap
22 73 W.スミス Honda 40:45.166 +1Lap
MX2:レース1
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 131 N.オービン ヤマハ 40:24.881 -
2 101 T.サール KTM 40:27.298 +0:02.417
3 81 J.タルー KTM 41:01.589 +0:36.708
4 14 G.スワニプール カワサキ 41:06.102 +0:41.221
5 121 X.ブーグ ヤマハ 41:12.711 +0:47.830
6 17 M.セイストラ Honda 41:16.144 +0:51.263
MX2:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 101 T.サール KTM 40:32.902 -
2 81 J.タルー KTM 40:40.863 +0:07.961
3 36 M.ボニーニ ヤマハ 40:43.605 +0:10.703
4 11 D.バーブルゲン ヤマハ 40:45.979 +0:13.077
5 131 N.オービン ヤマハ 40:46.161 +0:13.259
6 89 J.バンホーベーク KTM 41:09.669 +0:36.767
9 17 M.セイストラ Honda 41:27.658 +0:54.756
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ポイントランキング

ライダー:MX1
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 S.ラモン スズキ 466
2 J.コピンズ ヤマハ 452
3 K.ストリボス スズキ 428
4 S.ポールセル カワサキ 427
5 Da.フィリッパーツ KTM 406
6 ケン・ド・ディッカー Honda 385
8 マイク・ブラウン Honda 344
11 J.ノーブル Honda 251
13 ジュリアン・ビル Honda 199
15 M.ヴァン・ダエル Honda 164
17 P.ルネ Honda 150
20 G.クロッカード Honda 102
25 J.バンニ Honda 42
29 熱田孝高 Honda 29
30 C.クーロン Honda 29
34 アントン・メオ Honda 14
36 M.コバライネン Honda 13
37 E.レメス Honda 9
39 B.バーホーベン Honda 9
40 増田一将 Honda 8
46 N.ブラッドショー Honda 3
47 M.カドレチェク Honda 3
49 P.ゴンサルベス Honda 2
52 W.スミス Honda 1
56 小方誠 Honda 0
59 高濱龍一郎 Honda 0
62 M.ミシェック Honda 0
69 沼田誠司 Honda 0
      MORE
マニュファクチャラー:MX1
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 スズキ 571
2 ヤマハ 542
3 カワサキ 525
4 KTM 514
5 Honda 503
6 TM 174
    MORE
ライダー:MX2
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.カイローリ ヤマハ 610
2 T.サール KTM 478
3 C.ポールセル カワサキ 436
4 T.ラトレー KTM 371
5 N.オービン ヤマハ 329
6

G.スワニプール

カワサキ 324
7 パスカル・ルーレ Honda 320
8 M.セイストラ Honda 260
27

G.ポーリン

Honda 62
40

平田優

Honda 6
50 M.カーロ Honda 1
55 E.レメス Honda 0
57 De.フィリッパーツ Honda 0
64

中堀敏宏

Honda 0
68 P.バートゥーゾ Honda 0
69 R.ミルズ Honda 0
70 D.ディルクス Honda 0
75 深谷広一 Honda 0
79 M.コート Honda 0
      MORE
マニュファクチャラー:MX2
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 671
2 KTM 582
3 カワサキ 523
4 Honda 424
5 スズキ 242
    MORE
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