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ブルガリア
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ROUND
#08
JUNE 17, 2007
リザルト ポイント

ド・ディッカーが総合6位

第8戦 ブルガリア
2007年6月17日(日)・決勝
開催地:セブリエボ
天候:曇り
気温:33℃
観客:2万6000人(週末通算)

モトクロス世界選手権(WMX)第8戦ブルガリアGPが'07年6月17日にセブリエボで行われ、CAS Hondaのケン・ド・ディッカーが総合6位に入った。

第8戦 ブルガリア

ブルガリアの首都ソフィアから東へ200kmの場所にあるセブリエボ。街の中心から少し外れた場所にあるモトクロス・コースは、幅の広い高速コースで、ジャンプや上り坂のストレート、下り坂などを持つ面白いコースだ。コース幅の広いコーナーにはラインが数本あるが、路面が硬いこともあり、多くのライダーが取るラインはスリッピーになっていた。

セブリエボでモトクロス世界選手権が行われるのは今世紀に入ってから4度目のことで、昨年に引き続き、2年連続での開催となった。

前戦のフランスGPで不運な結果に終わったド・ディッカーは、今回のレースでは“てのひら”にできた豆や足の痛みと戦わなくてはならなかった。そういった状況でも普段の走りで善戦。レース1ではスタートに失敗して、両レースともトップグループについていくことこそできなかったが、自分のペースで走り切り、8位と6位に入って総合6位となった。

ド・ディッカーのチームメートであるマイク・ブラウンは、レース1ではいつもの彼らしからぬ走りとなってしまった。レース序盤でトップ5につけることができず、ラスト2周でド・ディッカーをかわして7位に上がるのが精いっぱいだった。レース2ではいつものように抜群のスタートを切り、序盤の2周はトップを走行。その後、ジョシュア・コピンズ(ヤマハ)やスティーブ・ラモン(スズキ)、ダビデ・フィリッパーツ(KTM)のハイペースについていけなくなったが、セバスチャン・ポールセル(カワサキ)とは接戦を繰り広げた。ポールセルと接触して転倒したあとも、すぐに再スタートを切って8位でフィニッシュした。

ジュリアン・ビル(Martin Honda)にとって今回は新チーム加入後2戦目のグランプリだったが、レース1の序盤ではトップグループを走行し、最終的に6位に入る快走を見せた。レース2ではクラッシュした際にフロントブレーキを破損して、残念ながらリタイアに終わっている。

もうひとりの“ジュリアン”である、ジュリアン・バンニ(HDI Motorsport Honda)は、レース1で10位、レース2で7位に入り、総合8位に入った。

第8戦を終えてランキングトップはコピンズ(368ポイント)。Honda勢最上位はブラウン(196ポイント)のランキング7位で、ド・ディッカー(178ポイント)はランキング9位となっている。

次戦の第9戦は2週間後の7月1日にスウェーデンのウッデバラで行われる。

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COMMENT

コメント

Ken de Dycker ケン・ド・ディッカー(8位/6位 総合6位)
「レース1ではスタートに失敗して、1周目を終えたときには15位だった。その後、何人かのライダーを抜いたけど、疲れが出てしまった。レース2ではスタートは悪くなかった。終盤までいい走りができたけど、最後の方は先週傷めた足や、てのひらの豆が痛んできた。今週に入って全然練習できなかったことを考えれば悪くない結果だろう」
Mike Brown マイク・ブラウン(7位/8位 総合7位)

「今朝のウオームアップでは2番目に速いタイムだったし、このコースは好きだ。レース1ではスタートはよかったのだけれど、序盤は全くペースが上がらなかった。7位まで上がることができたけれど、まるで止まっているような感覚だった。レース2ではホールショットを決めて、少しの間トップを走行した。でも、ほかのライダーたちが速かったので、ついていくことができなかった。坂の頂上でポールセルと競り合いになって、フープスのあとでクラッシュしてしまった。再スタートに手間取って、コースに復帰したときには11位ぐらいだった。そこからなんとか8位まで追い上げたんだ。全体的には悪くない一日だった。今後もさらに自分の走りを磨いていきたい」

Julien Bill ジュリアン・ビル(6位/DNF 総合13位)
  「レース1ではスタートがよくて、そのままいい走りができた。腕が上がることもなかったし、マシンの調子は最高だった。レース2ではスタートが今イチだった。下り坂で誰かが僕の目の前で転倒し、それを避けようとして、(ピエール)ルネにぶつかってしまった。再スタートを切ろうとしたけどフロントブレーキのチューブが破損していたのでリタイアした。僕のチームは本当にすばらしいし、マシンの調子もすごくいい。トップ10に入る自信もついたので、次回はもっと上の順位を目指す」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

MX1:レース1
ROUND
#08
JUNE 17, 2007
順位 No. ライダー マシン タイム
1 7 J.バラガン KTM 39:53.521 -
2 6 J.コピンズ ヤマハ 40:03.446 +0:09.925
3 90 S.ポールセル カワサキ 40:08.461 +0:14.940
4 11 S.ラモン スズキ 40:12.575 +0:19.054
5 19 D.フィリッパーツ KTM 40:22.007 +0:28.486
6 29 ジュリアン・ビル Honda 40:28.060 +0:34.539
7 4 マイク・ブラウン Honda 40:31.656 +0:38.135
8 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:38.397 +0:44.876
10 32 J.バンニ Honda 40:59.568 +1:06.047
13 16 J.ノーブル Honda 41:07.416 +1:13.895
14 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:11.330 +1:17.809
15 33 C.クーロン Honda 41:17.037 +1:23.516
20 13 G.クロッカード Honda 41:40.183 +1:46.662
24 24 P.ルネ Honda 41:15.648 +1Lap
MX1:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 6 J.コピンズ ヤマハ 40:21.572 -
2 11 S.ラモン スズキ 40:30.628 +0:09.056
3 19 D.フィリッパーツ KTM 40:38.482 +0:16.910
4 90 S.ポールセル カワサキ 40:47.798 +0:26.226
5 7 J.バラガン KTM 40:53.481 +0:31.909
6 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:56.897 +0:35.325
7 32 J.バンニ Honda 40:59.602 +0:38.030
8 4 マイク・ブラウン Honda 41:02.326 +0:40.754
14 13 G.クロッカード Honda 41:33.529 +1:11.957
15 16 J.ノーブル Honda 41:40.449 +1:18.877
17 33 C.クーロン Honda 41:43.091 +1:21.519
22 75 M.ヴァン・ダエル Honda 41:53.139 +1:31.567
28 29 ジュリアン・ビル Honda 2:13.459 +20Laps
29 24 P.ルネ Honda 2:25.205 +20Laps
MX2:レース1
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 40:38.712 -
2 101 T.サール KTM 40:47.327 +0:08.615
3 16 T.ラトレー KTM 40:51.346 +0:12.634
4 47 パスカル・ルーレ Honda 40:57.412 +0:18.700
5 39 D.グアネリ ヤマハ 41:04.477 +0:25.765
6 377 C.ポールセル カワサキ 41:08.390 +0:29.678
14 17 M.セイストラ Honda 41:30.771 +0:52.059
29 116 M.コート Honda 22:12.264 +10Laps
MX2:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 39:18.944 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 39:26.131 +0:07.187
3 16 T.ラトレー KTM 39:27.622 +0:08.678
4 47 パスカル・ルーレ Honda 39:28.660 +0:09.716
5 101 T.サール KTM 39:37.889 +0:18.945
6 14 G.スワニプール カワサキ 39:39.017 +0:20.073
16 17 M.セイストラ Honda 40:45.299 +1:26.355
29 116 M.コート Honda 21:20.437 +10Laps
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ポイントランキング

ライダー:MX1
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 J.コピンズ ヤマハ 368
2 S.ラモン スズキ 271
3 D.フィリッパーツ KTM 222
4 S.ポールセル カワサキ 222
5 J.バラガン KTM 214
6 K.ストリボス スズキ 211
7 マイク・ブラウン Honda 196
9 ケン・ド・ディッカー Honda 178
11 J.ノーブル Honda 153
16 G.クロッカード Honda 86
18 M.ヴァン・ダエル Honda 72
21 ジュリアン・ビル Honda 46
22 P.ルネ Honda 46
23 J.バンニ Honda 42
24 熱田孝高 Honda 29
25 C.クーロン Honda 25
28 アントン・メオ Honda 14
29 D.セイバース Honda 13
31 M.コバライネン Honda 13
34 増田一将 Honda 8
41 N.ブラッドショー Honda 3
44 P.ゴンサルベス Honda 2
47 小方誠 Honda 0
48 高濱龍一郎 Honda 0
55 沼田誠司 Honda 0
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マニュファクチャラー:MX1
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 368
2 スズキ 320
3 KTM 301
4 カワサキ 280
5 Honda 262
6 TM 125
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ライダー:MX2
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.カイローリ ヤマハ 392
2 C.ポールセル カワサキ 309
3 T.ラトレー KTM 298
4 パスカル・ルーレ Honda 245
5 T.サール KTM 244
6

G.スワニプール

カワサキ 201
9 M.セイストラ Honda 137
31

G.ポーリン

Honda 9
32

平田優

Honda 6
45

中堀敏宏

Honda 0
49 R.ミルズ Honda 0
50 D.ディルクス Honda 0
54 深谷広一 Honda 0
59 M.コート Honda 0
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マニュファクチャラー:MX2
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 392
2 カワサキ 337
3 KTM 323
4 Honda 250
5 スズキ 148
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