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ROUND
#06
MAY 27, 2007
第6戦 日本
リザルト ポイント

ブラウンがレース2で優勝。熱田孝高も総合6位に入る

第6戦 日本
2007年5月27日(日)・決勝
天候:曇り
気温:22℃
観客:2万4000人(週末通算)

モトクロス世界選手権(WMX)第6戦日本GPが'07年5月27日に宮城県スポーツランドSUGOで行われ、CRF450Rに乗るマイク・ブラウン(CAS Honda)がレース1で5位に入り、レース2で優勝して総合2位に入った。スポット参戦の熱田孝高(TEAM HRC)も8位と5位に入り、総合6位と自己ベストタイの記録をマークした。

第6戦 日本

 

仙台近郊にあるスポーツランドSUGOのコースは路面が硬く、荒れており、テクニカルなコースだ。今回初めてこのコースを走ったブラウンは、レース1ではビリー・マッケンジー(カワサキ)、ジョナサン・バラガン(KTM)、ジョシュア・コピンズ(ヤマハ)、デビッド・フィリッパーツ(KTM)に続いて5位に入った。

レース2でも好スタートを決めたブラウンは、マッケンジーの背後につけていた。16周目、マッケンジーの転倒により首位に立ったブラウンは、その後、一度もほかのライダーに脅かされることなくトップでチェッカーフラッグを受けた。35歳のベテラン、ブラウンにとって、モトクロスでの優勝は'05年のレッドバド(AMAナショナルモトクロス)以来。世界選手権での優勝は'00年にガイルドルフで行われたドイツGP以来だ。

CAS Hondaにとっての表彰台は、昨年の8月に北アイルランドでケン・ド・ディッカーが3位に入って以来のこととなった。昨年の日本GPで初表彰台に立ったド・ディッカーは、今回予選では3位に入った。

しかし、レース1でド・ディッカーは、序盤ペースを上げることができず、10番手以下を走行。その後、6位まで順位を上げてレース1を終えた。レース2では好スタートを切ってマッケンジーを追っていたが、リアブレーキトラブルによりリタイアに終わった。ド・ディッカーは総合13位で日本GPを終えている。

全日本チャンピオンの熱田孝高(TEAM HRC)は、Honda勢ではブラウンに次ぐ好成績を収めた。かつてCAS Hondaのライダーとして世界選手権を3シーズン戦った熱田は、'04年に2度総合6位に入っている。今回は8位と5位で総合6位と自己ベストタイの記録をマークした。

熱田同様にスポット参戦した増田一将(TEAM HRC)はレース1では13位に入ったが、レース2では転倒したためノーポイントに終わった。

ジェームス・ノーブル(Multitek Honda)は、10位と8位で総合7位に入った。風邪のため体調不良だったノーブルとしては、24ポイントを獲得できたので、まずまずの出来といえた。

6戦を終えてランキングトップはコピンズ(274ポイント)。ランキング6位につけるド・ディッカーは146ポイントを獲得しており、ブラウンは同8位(141ポイント)、ノーブルは9位(128ポイント)につけている。

次戦は6月10日にフランスのサン・ジャン・ダンジェリーで行われる。

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COMMENT

コメント

Mike Brown マイク・ブラウン(5位/1位 総合2位)
  「日本はHondaの母国ということもあり、今シーズン初優勝を飾ることができて本当にうれしい。私にとって久しぶりの優勝なのでとても気持ちがいい。レース1のスタートでうまく飛び出すことができて、結果的に5位を獲得できたことは、とても満足のいくものだった。おかげで体力を温存することができたので、レース2では余裕を持つことができ、自分の走りができた。チームスタッフやスポンサーなど、私を支えてくれた皆に感謝したい」
Yoshitaka Atsuta 熱田孝高(8位/5位 総合6位)
「目標は3位以内だったので結果に関しては残念です。でも、レース2は攻めの走りで5位を獲得できたので満足しています。レース2ではスタートがよく、序盤でコピンズが見えたので全力で走りました。そのため3、4周目はオーバーペースになってしまい、少し疲れが出てしまいました。一度は6位に下がりましたが、休んで体力を回復させ5位を取り戻しました。昨年はケガで出場できずに悔しい思いをしましたし、来年こそは表彰台を狙いたいと思います」
James Noble ジェームス・ノーブル(10位/8位 総合7位)
「今週末は風邪を引いてしまい、体調がよくなかったことを思えば、今回の成績には満足している。特に昨日はひどかったけれど、今朝もまだ身体が痛かった。とりあえず走って様子をみてみようと思っていたが、2レースとも完走できた。レース1ではスタートが悪かったが、リズムに乗れて10位に入った。レース2では抜群のスタートを切ることができたが、その後、数人に抜かれてしまった。フィリパッーツの後ろにつけて抜くチャンスをうかがっているときに、(タネル)レオク(カワサキ)のヘルメットが僕のヘルメットに当たり、ヘルメットの先端部分が壊れてしまった。それがぶら下がっていたのが気になって走りに集中できなかったのだが、それでも8位に入れてよかった」
Ken de Dycker ケン・ド・ディッカー(6位/DNF 総合13位)
「今回の結果は本当に残念だ。レース1はスタートで出遅れたためにトップグループから離れてしまった。走りは悪くなかったのだが、序盤のタイムロスが響いてしまった。レース2はいいスタートが切れて、これからトップを狙おうというときにマシントラブルが発生してしまった。今回のノーポイントは本当に悔しい。でも、考えなければいけないのは次のレースのことだ。いい結果を残すために、スタッフとともに全力を尽くしてがんばるよ」
Kazumasa Masuda 増田一将(13位/DNF 総合18位)
「レース1は、まずまずのスタートができたのですが、1コーナーでアウト側に押し出されてしまいました。でも、中団グループで海外のライダーたちとバトルができ、過去最高の順位を獲得できました。レース2のスタートはよかったのですが、中盤の混戦で、ラインが重なったときに接触してしまって転倒してしまいました。コースも荒れていたので、体力的にも厳しいレースでしたが、本当にいい経験とヒントを得ることができたと思います。さらに、熱田選手の、結果を残せる走りもよい刺激になりました。彼の実力を冷静に受け止めて、再来週に開催される全日本選手権の九州ラウンドは全力で挑みたいと思います」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

MX1:レース1
ROUND
#06
MAY 27, 2007
順位 No. ライダー マシン タイム
1 211 B.マッケンジー カワサキ 39:31.947 -
2 7 J.バラガン KTM 39:40.886 +0:08.939
3 6 J.コピンズ ヤマハ 39:45.555 +0:13.608
4 19 D.フィリッパーツ KTM 39:59.316 +0:27.369
5 4 マイク・ブラウン Honda 40:03.563 +0:31.616
6 9 ケン・ド・ディッカー Honda 40:12.235 +0:40.288
8 83 熱田孝高 Honda 40:15.138 +0:43.191
10 16 J.ノーブル Honda 40:33.422 +1:01.475
13 82 増田一将 Honda 41:20.223 +1:48.276
16 21 D.セイバース Honda 41:37.380 +2:05.433
18 13 G.クロッカード Honda 39:58.375 +1Lap
21 87 小方誠 Honda 40:29.188 +1Lap
23 86 高濱龍一郎 Honda 40:56.152 +1Lap
MX1:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 4 マイク・ブラウン Honda 40:20.363 -
2 211 B.マッケンジー カワサキ 40:23.429 +0:03.066
3 6 J.コピンズ ヤマハ 40:28.359 +0:07.996
4 11 S.ラモン スズキ 40:47.595 +0:27.232
5 83 熱田孝高 Honda 40:56.628 +0:36.265
6 19 D.フィリッパーツ KTM 41:00.637 +0:40.274
8 16 J.ノーブル Honda 41:13.735 +0:53.372
13 21 D.セイバース Honda 42:23.986 +2:03.623
16 13 G.クロッカード Honda 40:34.770 +1Lap
22 86 高濱龍一郎 Honda 41:21.880 +1Lap
23 82 増田一将 Honda 41:50.826 +1Lap
26 87 小方誠 Honda 41:29.714 +2Laps
27 85 沼田誠司 Honda 42:28.604 +2Laps
28 9 ケン・ド・ディッカー Honda 19:27.891 +11Laps
MX2:レース1
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 377 C.ポールセル カワサキ 39:45.553 -
2 16 T.ラトレー KTM 39:51.077 +0:05.524
3 222 A.カイローリ ヤマハ 40:24.534 +0:38.981
4 101 T.サール KTM 40:35.638 +0:50.085
5 14 G.スワニプール カワサキ 40:54.319 +1:08.766
6 47 パスカル・ルーレ Honda 41:06.475 +1:20.922
10 17 M.セイストラ Honda 41:37.821 +1:52.268
16 104 平田優 Honda 40:13.104 +1Lap
23 109 中堀敏宏 Honda 41:49.923 +1Lap
26 108 深谷広一 Honda 41:11.159 +2Laps
MX2:レース2
 
順位 No. ライダー マシン タイム
1 222 A.カイローリ ヤマハ 40:44.387 -
2 377 C.ポールセル カワサキ 40:50.054 +0:05.667
3 101 T.サール KTM 40:53.394 +0:09.007
4 14 G.スワニプール カワサキ 41:15.254 +0:30.867
5 16 T.ラトレー KTM 41:29.115 +0:44.728
6 47 パスカル・ルーレ Honda 41:32.143 +0:47.756
20 104 平田優 Honda 40:47.339 +1Lap
22 17 M.セイストラ Honda 40:57.385 +1Lap
24 109 中堀敏宏 Honda 42:05.342 +1Lap
26 108 深谷広一 Honda 42:12.408 +1Lap
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ポイントランキング

ライダー:MX1
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 J.コピンズ ヤマハ 274
2 K.ストリボス スズキ 211
3 S.ラモン スズキ 186
4 S.ポールセル カワサキ 154
5 D.フィリッパーツ KTM 148
6 ケン・ド・ディッカー Honda 146
8 マイク・ブラウン Honda 141
9 J.ノーブル Honda 128
16 G.クロッカード Honda 70
18 M.ヴァン・ダエル Honda 49
20 P.ルネ Honda 38
22 熱田孝高 Honda 29
24 アントン・メオ Honda 14
25 D.セイバース Honda 13
26 C.クーロン Honda 13
28 J.バンニ Honda 12
30 M.コバライネン Honda 11
33 増田一将 Honda 8
40 P.ゴンサルベス Honda 2
43 小方誠 Honda 0
44 高濱龍一郎 Honda 0
52 沼田誠司 Honda 0
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マニュファクチャラー:MX1
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 274
2 スズキ 229
3 KTM 201
4 Honda 188
5 カワサキ 187
6 TM 103
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ライダー:MX2
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 A.カイローリ ヤマハ 292
2 C.ポールセル カワサキ 228
3 T.ラトレー KTM 218
4 T.サール KTM 175
5 パスカル・ルーレ Honda 173
6

G.スワニプール

カワサキ 147
9 M.セイストラ Honda 115
31

G.ポーリン

Honda 9
32

平田優

Honda 6
43

中堀敏宏

Honda 0
46 R.ミルズ Honda 0
47 D.ディルクス Honda 0
49 深谷広一 Honda 0
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マニュファクチャラー:MX2
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 ヤマハ 292
2 カワサキ 239
3 KTM 237
4 Honda 173
5 スズキ 103
    MORE
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