Rd.16 日本GP/ツインリンクもてぎ: 2018年10月19日(金)
コンディション: ドライ
気温: 17℃ 路面: 17℃
日本のロードレースファンが待ち焦がれた第16戦日本GPが、いよいよ栃木県のツインリンクもてぎで始まりました。レースウイーク初日の金曜日は、午前と午後に各45分間のフリープラクティスを行い、IDEMITSU Honda Team Asiaの長島哲太が1分52秒718で総合順位7番手を記録しました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは初日30番手。ベストラップタイムは1分55秒768でした。
今回がホームグランプリとなる長島は午前のFP1をきわめて順調に走り出し、4番手タイムを記録。パウィも同様に好調なスタートで、7番手タイムにつけました。
午後のFP2で、長島はトップタイムからわずか0.559秒差という高い戦闘力を発揮し、地元ファンの前で大きな存在感を発揮しました。パウィはタイムアタックに出る直前に雨に降られてしまったためラップタイムの更新はなりませんでしたが、明日に向けて良好なマシンフィーリングをつかんでいます。
明日の土曜日は、午前10時55分にFP3がスタート。午後3時05分からは、決勝レースのグリッド順を決める45分間の予選が行われます。
長島哲太 (7番手 / 1'52.718 / +0.559)
「前戦のタイから引き続きいい流れを維持できていて、初日総合7番手は悪くない順位なので、自分としては満足しています。午後のFP2では、3~4コーナーにウエットパッチが残っていたので、そこでマージンを取ってロスをしてしまいました。それでもあの順位につけることができたので、今日は有意義な1日になりました」
カイルール・イダム・パウィ (30番手 / 1'55.768 / +3.609)
「午前のセッションはフィーリングがよく、毎周回どんどん攻めていくことができました。午後はタイヤを替えて、これからタイムアタックに出ようというときに雨が降り出してしまいました。厳しい順位になってしまいましたが、バイクの仕上がりに問題はないので、明日は大きく前進できると思います」
青山博一 チーム監督
「今日の長島は、序盤からいいペースで走り、単独走行でタイムを上げていくことができました。バイクを改良するポイントもしっかり見極めることができているので、ポジティブな1日になりました。この勢いを明日はさらに高めてくれるでしょう。パウィは、タイヤの見極めを行ったあと、終盤にラップタイムを更新しようとしたときに雨が降ってきてしまいました。今日の順位は低いのですが、彼のパフォーマンスについては、なにも心配をしていません。両選手とも、明日のドライコンディションで、両選手ともしっかりタイムを詰めていってくれるでしょう」