Rd.11 オーストリアGP/レッドブル・リンク: 2018年8月10日(金)
コンディション:ドライ(FP1)/ウエット(FP2)
気温:21℃ 路面:25℃
第11戦オーストリアGPが、レッドブル・リンクで初日を迎えました。金曜日は午前と午後に各45分間のフリープラクティスを行い、IDEMITSU Honda Team Asiaの長島哲太が1分31秒077で初日総合18番手を記録しました。チームメートのカイルール・イダム・パウィはベストラップタイム1分31秒221で、初日を22番手で終えました。
現地時間の午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートしたFP1では、長島が18番手、パウィは22番手で、ともにセッションのトップタイムから0.8秒以内につけます。
午前のドライコンディションからうって変わり、午後のFP2は雨の降りしきるウエットセッションとなりました。パウィは雨で強さを存分に発揮し、セッション中、常に上位につける好走を披露。最終的に5番手で締めくくりました。長島も着実にFP1からの前進を見せ、終盤に9番手のタイムを記録しました。
明日のFP3は現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。午後には、決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。
長島哲太(18番手 / 1'31.077 / +0.636)
「雨のフィーリングはすごくよく、どんどんタイムを上げていくことができました。最後はもっとタイムを上げられそうだったのですが、9コーナーで川になっていたところに足元をすくわれて転んでしまいました。幸い、ケガはなかったのですが、チームには余計な仕事を増やしてしまい、申し訳ないことをしました。午前のドライでもトップから0.6秒だったので、まずまずでした。セクター2の加速で特に損をしているので、そこを改善すればタイムはさらに詰まると思います」
カイルール・イダム・パウィ(22番手 / 1'31.221 / +0.780)
「FP2の序盤は、ウエットコンディションの中、とてもいいフィーリングをつかんで走り出すことができました。昨年はこの感覚をつかむことができなかったので、ポジティブな手応えです。午前のドライコンディションでは、ブレーキングで少し苦労をしています。明日はこの部分の改善を目指します」
青山博一 チーム監督
「今日のMoto2は、午前はドライだったものの午後はウエットになりました。ウエットの順位を見ると、2人ともいい走りをしているように思えるかもしれませんが、私がコースサイドで見る限り、ライディングやライン取りなどで改善の余地はまだ多いので、この順位は決して楽観視していません。両選手とも、ウエットコンディションでマシンのフィーリングがいいと言ってくれているのは好材料です。選手とチームの双方とも、どんな状況にも対応できるように、明日はさらに気を引き締めて臨みます」