Rd.06 イタリアGP/ムジェロ・サーキット: 2018年6月1日(金)
コンディション: ドライ
気温: 26℃ 路面: 43℃
2018年シーズン第6戦イタリアGPが、フィレンツェ郊外のムジェロ・サーキットで始まりました。金曜日の走行は午前と午後に各45分間のフリープラクティスを行い、IDEMITSU Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウィは、1分53秒104のラップタイムで初日総合順位16番手につけました。チームメートの長島哲太は初日18番手。ベストラップタイムは1分53秒196でした。
現地時間の午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートしたFP1で、長島は少しずつタイムを上げてゆき、21番手タイムを記録。パウィもチームメートと僅差の23番手でした。
午後のFP2でパウィはフィーリングを一気に向上させ、1秒以上のラップタイム短縮に成功しました。長島はパウィと0.092秒の僅差で、明日の予選に向けて好感触をつかみました。
明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後には決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。
カイルール・イダム・パウィ(16番手 / 1'53.104 / +0.980)
「午前は旋回性に課題を抱えていたのですが、午後のFP2ではその部分がだいぶよくなってマシンの改善がかなり進んだので、いい初日になりました。フィーリングはすでにかなりいい状態ですが、明日の予選、そして日曜の決勝に向けてさらに戦闘力を高めるために、もっとマシンをよくしていきたいです」
長島哲太(18番手 / 1'53.196 / +1.072)
「FP2の最後の周回で少しミスをしたために、コンマ数秒のロスをしてしまいました。それでもこの位置なので、明日はもっとタイムを詰めていけると思います。すでにいいリズムで走れていてマシンのベースセットアップも出ているので、明日はセッティングを変えずに自分の走りでアジャストして予選での好位置獲得を目指します」
青山博一 チーム監督
「パウィは午前中にフロントのフィーリングを訴えていたのですが、セットアップを変えていい方向に進みました。コースサイドで彼の走りを観察していても、マシンに信頼感を置いて走っていることがわかります。この調子でいけば、明日はもっとラップタイムを詰めてくれるでしょう。長島は、チャタリングの問題を、セッション中にセットアップを進めながら改善していってくれました。明日はもう少しアベレージタイムを上げれば、決勝に向けてさらにいい方向に進むと思います」